バッティングセンターには

通称『ストラックアウト』と呼ばれる

投球によって9枚の的を射抜くゲームが

設置されていることが多い。




参考画像:大野台バッティングセンター(神奈川県)




わたし自身は投げられないので

一切やらないんですが。


ただ、ストラックアウト近くの打席で打っているときに

たまに上手な人を見かけることはある。




先日、いつも通っているバッティングセンターで

群を抜いてうまい

今どきな見た目の若い男性客を見てしまって

それは衝撃的だった。


2人組の友人同士で、どちらの男性もうまいんだけど

そのうちひとりが2回目の挑戦で

パーフェクト(9枚全抜き)達成。


ちなみに1回目は8枚抜き。


1球で同時に隣り合った2枚の的を抜く(=通称2枚抜き・ダブルゲット)

なんてこともやってた。



それだけでも驚きなのに

さらに「すげえ!!」ってなったのは


彼らはお互い、うしろで見ている友人としゃべりながら

時にはちょっと奇声をあげるなど

ふざけながらうぇいうぇい投球しても


ものすごい精密なコントロールで

どれかの的を射抜いてしまうこと。



もう超人としか言いようがない。




しかも、ふたりの会話の内容から

どうもこの店には初めて来たようだった。


キックボードでたまたま軽〜く

歌舞伎町に遊びに来ちゃったようなパリピよ??彼ら。








で、思った。


センスがあるって

こういう人たちのことを言うんだなって。


技術的なことはもちろんのこと

他のこと(ここでは友人としゃべる)をやりながらでも

余裕で器用にこなせてしまう。




一方、わたしは普段から

同時に2つ以上のことができないので


たまに打ってる最中

店で知り合った知人が話しかけてくると

集中力が激しく乱れて、いらいらすることもある。



そして自分のセンスのなさが顕著なのが

だいたい週一で10年近く

この店に通っているにもかかわらず

ひどく低レベルなバッティング技術。


『野球・ソフトボール未経験だから』

という言い訳ができる年数を

優に超えている気がしないでもない。




センスある人が羨ましい。




この日、心から強くそう思ったけれど

わたしはわたしなりに

亀の速度で成長してゆくしかなさそうだ。