12月2日、夕方のニュース番組
『news every.』(日本テレビ系列)を見ていてのこと。
サッカーW杯を現地で観戦していた若い女性が
日本が逆転勝利したスペイン戦ののち
宿に戻って祝杯をあげると言い
お菓子や飲み物を買い込み
部屋で乾杯の音頭とともに仲間と手にしたのは、コーラだった。
サポーター仲間とで
6〜7人くらいいたと思うが、全員がコーラ。
ノンアルコールであることを
番組スタッフに問われると彼女は言った。
「勝利に酔っているのでお酒はいらないです!」
…
なんということだ。
その発想はなかった。
そもそも彼女が
お酒を飲めない・飲まない人の可能性もあるけれど
ノンアルだったのは
その場にいた全員ですからね。
“最高の喜び=飲酒” とはならない新しい考えかたを
図らずも教えてもらった気がした瞬間だった。
わたしはアルコール依存症 他で
現在ひと月に一度、精神科に通院しており
断酒から2年半が経つ今も
感情が大きく動く=飲酒 という発想が
どこか消えないままでいる。
何か嬉しいことがあったり
反対に残念なことがあるたびに
どうしても飲酒のことがちらついてしまう。
まぁほんのちょっと考えるだけで
実際は飲まないでいられるんだけど。
コーラを手にした彼女たちのように
応援している日本代表チームが
目の前で勝利するに値するレベルの
お酒なんていらない!と思えるほどの “酔い” を
わたしはこの先
体験できることがあるだろうか。
今の自分で
なんとか想像できるものとしては
ライフワークとして通っているバッティングセンターで
1打席(1ゲーム)で
まさかの3ホームラン出すとかかな。
ヘボバッターにとっては未知すぎる世界だ…
※1打席2ホームランは経験あり。