ある朝の新宿歌舞伎町。


バッティングセンターに向かう途中で

行く先に救急車が停まっているのが見えた。



現場に近づくと若い男性が

ホテルの屋根下でごろんと横になっており


別の若い男性が

横たわる彼に覆いかぶさるようにして声をかけ

なんとか起こそうとしている。



一方、救急隊員の男性ふたりはというと

醸し出す雰囲気に

エマージェンシー感はゼロ。


手持ちぶさたな感じで、その場にただ立っている。


隊員が今来たばかりなのかどうかは

わからない。



えーと、これって、、


もしかして酔っぱらい…?




なにしろ、このホテルの屋根下は

泥酔者が寝ている定番の場所でもあり

わたしはついそう判断してしまったのだけど。


だって、もしも倒れている者が

急性アルコール中毒だったり熱中症であれば

救急隊が応急処置してるはずだよね?


けれども、隊員の彼らは

わたしが見たときには特に何もしておらず

立ち尽くすしかないという様子だった。



と、いうことは。




わなわな…


まさか泥酔して動けない者のために

救急車を呼んだんじゃ…




わたしはこの数日前に

現在、救急車の要請が激増して

救急隊の業務に負担がかかりまくっていることを

ニュースで見ていたのだ。


それだけに、つい、わなわなと。


万一、若い男性の症状が泥酔以外のものだったら

大変申し訳ない気持ちでいっぱいだが

どうしても泥酔にしか見えないし

歌舞伎町ではかなりよくある光景だ。



ただでさえ鬼業務の救急隊へ

余計な仕事増やしてんぢゃねえええええええええええええええええ







って、朝から心の中で叫んだわたしは

アルコール依存症で通院しています。


季節柄や心理的にどうしても

ストロングゼロを飲みたくなる日だってあるけどさ

こんな場面を見てしまったら

ちょっとやっぱり今は飲まないでいようと思いましたね。


今、2年4か月断酒してるから

きっともうお酒弱くなってて

ストゼロ飲んだらめっちゃ酔うんじゃないかなって。





帰り道は別の場所で警察が出動





相変わらず、せわしない街である。




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前回の記事をリブログしてくださった皆さま

ありがとうございました!!