いざ始まる駿台生活

忘れもしない。4月、プレースメントテストを始めていく駿台3号館で受けました。久々に受けるテスト。3月に浪人すると決めてから、少しずつ勉強を始めていましたが、本格的に始めるのはここからでした。手応えはなし。下位クラスになるのではないかと心配でした。


そして、開校、クラス分け。幸運なことにコースの上位クラスに割り当てられました。講師の先生の授業はなんと言っても面白い。来てよかったなと思う反面、しかしたとえ上位コースだと言ってもクラスの民度はかなり低く、騒音に悩まされましたこともありました。


昨年の反省から英数国をとにかく復習復習復習しようと思い、英語はなんども言えるように、数学はその日にもう一度ノートに反芻し、週末にもう一度解きました。


そうしているうちに前期はおわり、夏期講習。前半飛ばしすぎて後半バテましたが、なんとか走り切りました。


  後期いざ勝負!

後期になるとメンタルが崩れ始めました。不安と成績が上がらない不満と。このブログの更新もやめてしまって。それでも演習もしながら、やったままで終わるのではなく、復習という軸は崩さずに取り組みました。


無我夢中で取り組んだ後期、いつの間にか冬期講習もはじまり、気づいたら共通テストを迎えていました。



  地獄からの

そこからは地獄の日々でした。共通テストは難化。そして失敗。多くの人との関わりを減らして一切断ちました。もう一回立て直して、本気で取り組まないと、二浪やと。


正直に言うと国立より私学重視にしました。これが筑波の敗因かもしれません。それもそのはず、もともと共テ利用でMARCHや明学、東洋を取る算段だったのですが、共テの自己採点リサーチの判定は法政、明学、東洋の共テ利用はすべてC判定以下。


つまり、受かるか微妙なライン。


これは期待しないほうがいいと言われ、なんとしてでも一般受験で取らないとやばいという思いになりました。そこからです。今までの死ぬ気で人生の中で一番勉強した一ヶ月でした。


法政経営→明治経営→慶應商→明治商→筑波文系

○→○→○→✕→✕


実際、慶應は手応えがありませんでした。自己採点も怖くてできなくて。それでも、数学は1完3半。ここまでもっていけるとは。こうみると一番のピークを慶應に持っていけたから、もしかしたら、実力以上のものを出せたのかもしれません。受験はどうなるかわかりませんね。でも、努力が報われてよかったと思いました。


それ以降はこのブログに書いたとおりです。




この一年を通して自分の弱点、心の弱さ。を知りました。一年寄り道をしたからこそわかったことというか。


浪人してよかったか?と聞かれたら良かったと答えるぐらい、人生の中で貴重な経験をさせてもらいました。親にも感謝です。そして、結果的に多くの素晴らしい学校から合格をもらえて、認められた気がして、努力が報われて、嬉しかったです。後悔も何もありません。


しかし、もう一度、浪人をするか?といわれたら即答でしたくないと答えます。二度とこんな辛い一年を送りたくないです。やれることは全部やり切りました。それほど肉体的にも精神的にもしんどい一年でした。特にラスト一ヶ月は生きた心地がしなかった。辛くて寂しい。


それでも、自分を信じて、駿台の講師の先生を信じて勉強したおかげでなんとか合格できました。


駿台の英語の(個人的に勝手に恩師と慕わせてもらっている)講師のS藤Hデ先生が言っていたことが今でも私の心の中に残っています。


その先生は駿台でも有名な、生徒を一人ひとり当てていく珍しい先生であるため、多くの人は授業を切り、恐れられ、私自身も時には厳しいことも言われました。


しかし、師の言うように勉強し、師のプリントも全部覚えた結果、英語の成績は上がりました。師がおっしゃっていたのは「自己流でやって失敗したからいまここにいる!一年ぐらい俺の言うことを聞け!」師のいうとおりだと思いました。師には感謝しています。正しいやり方でやれば必ず伸びる。みんな人間なんだから。そのことを教えてもらいました。


今年浪人する皆さん。辛いことがあると思いますが、自分、そして予備校を信じて、やり遂げてください。努力は必ずしも報われませんが、努力をやらないと報われません。


そして、ここまで見てくださった方々、本当にありがとうございました。また、ブログは続けようとは思いますが、このブログはこの記事で正真正銘、終わりにしようと思います。ありがとうございました。