ごみ箱のそばに立つ清掃担当のキャスト(従業員)が、ゲスト(来園者)から次々にごみを受け取る。紙製のカップからプラスチック製のふたを取り、カップやふた、残された氷を、3種類のごみ箱に分け入れていく。すがすがしさを覚えるほどの手際の良さ。東京ディズニーランドのシンデレラ城近くで時折見かける光景だ。

 東京ディズニーリゾートの来場者は年間2500万人以上、ごみの量も莫大(ばくだい)だ。だがゲストが園内で目にするごみ箱は最大で3種類。キャストたちが「バックステージ」と呼ばれる作業エリアで、紙コップや段ボール、缶、ビンなど二十数種類に手作業で再分別しているようです。リゾート全体のごみのリサイクル率は02年度に5割未満だったが、09年度には7割に向上した。ごみ処理に携わる片桐之斉(これなが)さん(44)は「環境への負担をできるだけ減らすのが、地域リゾートの責務です」と言う。

 ごみ減量にも取り組む。トイレの紙タオルはハンドドライヤーに置き換えた。レストランでは、使い捨ての紙食器や割りばしをやめ、陶磁器やプラスチック樹脂製を順次導入。生ごみは園外の施設へ運び、発酵させガスを取り出し発電、取引先に電力を供給している。

 夢の国の裏側で、ごみを仕分け、減らすのに多大な知恵と労力が傾けられている。「燃やさず、埋め立てもせず、リサイクルしたい。それが間接的にゲストの夢を支えることだと思っています」。片桐さんは誇らしげに語る。


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