表示速度の比較テストをする理由とは、
Google(アルゴリズム)は、検索順位の評価項目にページ表示スピードを導入しています。そのため、スピード計測ツール「Page Speed Insights」を提供しており、各ページごとの速度スコアを計測することができます。
さらに2021年からは「コアウェブバイタル」として新指標を検索アルゴリズムが導入されました。
ページの表示速度は、SEO対策としてだけでなく、使い心地を訪問者が体感することになり、直帰率や離脱率にも大きく影響を及ぼすことになります。
また、現状の課題として、PHPで動作するWordpressは重くなりがち、PHPレスポンスが高速であるサーバーが求められています。
そこで現在、当方が契約中のサービスで速度をテストしてみました。
テストサーバーの性能はいずれも、データーベース、PHP8.0、無料SSL、マルチドメイン対応、個人サイトとして少々バズっても、十分な転送量と安定性を兼ね備えています。
ワードプレスのテスト条件
- WordPressのバージョン ver.6.0
- WordPressのテーマ Twenty Twenty
- WordPressのプラグイン なし
※内容は全て同じ、キャッシュ機能は無効にして測定 。
これらは「PHP忍者」さんの測定方法を参考にさせて頂きました。
PHPレンタルサーバーの比較 php-ninja.com
「Page Speed Insights」のスコア
【結論】コノハ(ベーシック)のスコアが抜群
まず、結論としてランキングになります!
(1位) ConoJaWING ベーシック 990円/月~
PageSpeedInsights スコア99点
(2位) ロリポップ スタンダード 660円/月~
PageSpeedInsights スコア96点
(3位) さくらサーバー スタンダード 437円/月~
PageSpeedInsights スコア93点
※月の料金は一年契約した場合の月々金額を表示しています。
やはり、高性能サーバーを採用している、コノハウィングが圧倒的に速い結果となりました。しかし、長期契約だとコノハより月あたり約200円程度は安くなるので、コストパフォーマンスを考えればロリポップもお得です。
いずれのサーバーもデーターベース、PHP処理がボトルネックになることは無いようです。
スコアがやや悪かった、さくら(スタンダード)について、どこが速度ネックとなっているのか?
単純に「hello」表示させてみると、さすがにスコア100でした。
さくらの遅延原因の調査については、また、次回のテストでやってみます。
当方の過去の体験からも大手レンタルサーバー(月料金500円以上)なら、体感でも高速です。さくら(スタンダード)は遅かったですが、概ね料金と性能は比例しているように思います。