「酒出せや 酒ぇ!!






























酒のことになると


見境がなくなって。








なんでこんな奴が 家にいるんだろう。











どうして 世間では こんな奴が





大黒柱と呼ばれているのか


不思議でしかたなかった。



































父「くそッ!こんな家出てってやる!!

   てめーらは勝手に野たれ死んどけや!」













































野たれ死んだのは 父のほうだった。







きっと


持っていった金を


すべて酒につぎ込み




金が底をつき どうすることもできなくなって



そのまま 死を 迎えたのだろう。
























あの頃は事件にもならなかった。





しかし 近所からの冷たい目は


耐えがたいもので


今の場所まで 越してきた。















母「おはよう!!」
















が帰ってきてからの母は


なんとなく


無理して笑っているように見えた。





























ここから 数年の月日が流れた。


一度もは帰ってこなかった。