この週末(2014年10月24日~)、株トレーダーや証券業界で最も注目を集めているのが、
新電力事業会社「エナリス」

ニュースサイト 「東京アウトローズ」による粉飾決算疑惑の報道が発端となって、株が
ストップ安まで売られています。
エナリスから「適正に決算を行っており、何ら懸念はございません」と声明が出されたにも
かかわらず、依然、市場に渦巻く疑念は払拭されずにいます。 

エナリス株スレ、掲示板は、投資家や投機家、ギャンブラーや野次馬が、見解や憶測を
書き込んで大騒ぎ
・・・

東京アウトローズWEB速報版
このサイトの記事が騒ぎの発端になっていますが、"本誌スタッフライター半田修平″と
いう名前に、私は目が留まりました。

半田修平と言えば、小説「レディ・ジョーカー」の登場人物。
グリコ森永事件をモチーフにした作品として有名ですね。

内容は、社会の片隅で悲嘆に明け暮れ、世の中に不満を抱く5名が競馬場で知り合い、
大事件を起こしてやろう!と犯罪グループを結成します。 メンバーの一人が半田修平。
組織の歯車の中で屈辱的な日々を強いられ、上司への恨みを募らせる刑事です。

犯罪グループは、レディージョーカーと名乗り、
食品メーカーの社長を誘拐。解放する際、
裏取引を持ちかけます。20億を払わなければ、製品に毒を入れると脅したのです。

大手食品メーカーを率いる社長は、経営をめぐり、課題や討議などに追われる日々。
グローバル化の波が押し寄せている中で、競争力の強化、海外同業者との連携模索、
総会屋や政治家への対応など、重圧と苦悩が次々と伸し掛る。
難題が山積する最中、事件の標的にされたことで警察に縛られ、マスコミに嗅ぎ回られ、
製品を消費者を危険にさらされてしまう・・・

 

犯罪グループは、企業の損害を考えれば要求を飲むだろうと画策したのですが、さらに
もう1つ。 脅迫先企業の株の空売り による大儲けの企みもありました。


証券の保有者から証券を借りて市場で売り、その株が値下がりした時点で 買い戻すこと
で利益を得る株式投資方法です。製品に毒を入れる・・・脅迫文をマスコミに送るたびに、
株価が下がってボロ儲け∑!!という訳です。
 
 
さてクリック 半田修平をペンネームにする記事(東京アウトローズ) VS エナリス
こうしたリアルドラマに出くわすことも、株の醍醐味です。