起業家と言えば

多くの人たちが思い浮かべるのは、ホリエモン(堀江貴文氏)でしょうか?

私にとって最もインパクトが強かったのは、80年代中頃からの起業ブーム先駆けとなった

・・・孫正義氏、折口雅博氏、重田康光氏の3メンバーです。


彼等のうち、その後、最も話題に上らなくなったのは、『光通信の重田康光氏』 でしょう。
「そう言えば、彼は何してるんだろう?」 と感じる人も多いはず。

私も、ふと、思い出して調べてみました。


上差し光通信の創業は、1988年。従業員3名、資本金100万円。
第二電電(KDDI)の契約取次ぎの代理店として、OA機器、電話機の販売をスタートします。 
その後、事業を携帯販売へと変更して、契約による集金システムを作り上げると、会社は
急成長。五年後には年商100億円

 

1999年、当時史上最年少で東証一部上場を果たし、重田氏はフォーブスで世界の富豪に

ランクインしました。


1999年5月31日株式会社ソフトバンクの社外取締役に就任。

その後も、重田氏保有の株 は時価総額を膨らませ、7兆4,445億円まで増大します。

翌2000年、 250億ドル(約2兆6,000億円)の個人資産を持つ、世界5位の富豪へ 

 

 

上差し文藝春秋に光通信の重大疑惑が掲載 

携帯キャリアから支払われるインセンティブを目当てに、携帯電話の架空契約「寝かせ」を
しているという疑惑です。
さらに重田氏は、「業績は順調で、決算は予定(60億円黒字)を達成できます」と、会見で
コメントしておきながら、2週間後の中間決算発表で130億円赤字への転落を発表しました。

株価は、20営業日ストップ安という不滅の記録を作る。
光通信の株価は、最高値の100分の1くらいにまで下落してしまいます。他のIT関連銘柄
も、ほぼ時期を同じくして大幅に値を下げ、日本のITバブルは崩壊。

2000年以降
再建のために、事業の中心をシャープの複写機販売・リースへと転換。

2001年には私財100億円を投じ、2003年に代表取締役会長兼CEOに就任。

2004年には黒字化を成功させました。

2012年の長者番付で、重田康光氏は、日本で29位

 

 


※ちなみに、日本1位は、ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井社長。世界88位、資産100億ドル。

2位・孫正義氏(去年は1位)
3位・三木谷浩史氏。

SNSサイト運営、グリーの田中良和社長は日本で5位。
ファッション専門サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営しているスタートトゥデイ創業者の
前澤友作氏も、去年に続いて今年もランクイン。


詳しくは、フォーブズ長者番付のサイトをご覧ください http://memorva.jp/ranking/forbes/forbes_world_billionaires_2012_japan.php