祖母のお葬式が終わってから最低でも45日が終わるまでは喪に服そうと思い、全員のお休みの予定が取れた4ヶ月後に顔合わせをしました。


従姉妹はもっと早く顔を合わせて入籍したようで、母は叔母からまだ入籍してないの?と言われたそうですが主人の母が気にする方なので私は待つことにしました。



そして無事に役所に婚姻届を提出し、その後結婚指輪も買いました。

新婚旅行や挙式はせずに貯金は出産やその他の生活必需品に使おうと話し合いました。




その年の春、私は正社員で勤めていた会社を辞めて別の会社にパートとして働き始めました。


同じ業界の為待遇や休日は正社員だと中々ハードでしたが、今回はパートなのである程度は融通が効くお陰で通院は順調でした。

元々妊活のために前の会社を辞めた、と面接で言ってあったので先生から言われた日に通院できる様に休みを合わせることが出来ました。



しかしここで問題が発生しました。

主人がコロナ禍であるにも関わらず下半期は海外に半年近く出張に行くかも知れないと言い出したのです。


ここまで妊活を頑張ってきたのに半年も間が空いてしまうのはモチベーション的にも年齢的にも嫌でした。

そのことを病院で相談すると、看護師さんから精子の凍結保存をして出張中は人工授精してはどうかと言われました。


この頃はまだ不妊治療に保険が使えない時だったのでそれなりの料金が掛かりました。

それでも半年間なら、と思い主人とも相談して夏頃までに妊娠出来なかったらやろうと決めました。



春からは今まで週1回同じ曜日に行っていた病院を先生に言われた日に予約を取る様にしました。

より確実に排卵日を特定出来るようになり先生からはいつからいつがオススメだよ、と以前よりも確定的に言ってもらえました。




そしてパートで勤めて約1ヶ月半後、なんと妊娠が発覚しました。