大好きな俳優の杉本哲太さんが舞台で拝見できるということで、先日、新国立劇場の上劇場「バグダッド動物園のベンガルタイガー」を観てきました。
空爆によって破壊されたバグダッド動物園、ベンガルタイガーの檻の前。
ふざけあっていた警護のアメリカ兵が、腹をすかせたトラに手を噛みちぎられる。
トラは即座に別の兵士に撃ち殺されるが、幽霊となって撃った兵士に取り憑く。
取り憑かれた兵士はやがて精神に異常をきたし、自殺。
これまた幽霊となり、義手をつけた元相棒に取り憑く。
トラの幽霊、アメリカ兵の幽霊、さらにはサダム・フセインの二人の息子の幽霊、殺された女の子の幽霊……幽霊と現実を生きる人間とが綯い交ぜとなり、バグダッドに渦巻く欲望と残虐さがあらわになっていく。”
(引用:新国立劇場公式ホームページ)
2003年起きた事件をもとに書かれたアメリカの劇作家作品ですが、日本では初演となるもの。
始まってすぐ哲太さん演じるトラの幽霊が登場してニヤリ顔も束の間、風間俊介さん・谷田歩さん演じるアメリカ兵役もやり取りがさらに加わります。
思っていた以上のエネルギッシュな台詞が多く、それぞれの魂がぶつかり合った悲劇作品でしたが,当時のバグダッドの様子を想像してしまうほど一部の怖い出来事のひとつだけに、飼い馴らされてきた動物たちの行き場を失った雄叫びのようなシーンも印象的でした。
舞台空気は重かったのですが、途中くすっと笑わせる台詞も合間あり気持ちを和ませて、次のシーンへ移入しやすく感じたのは私だけでしょうか(〃∇〃)
感想ほどでもありませんが、また再演という機会がありましたら観てみたい作品です!
初めて生で拝見できた哲太さんは、ドラマでは引き出せない迫力さでテレビ以上にカッコ良かったです♪