昨日と今日は2日続けてタトゥーを彫ってもらうためにロクサロへ。


余裕を持って黄金町に着いたのに、まさかの駐輪場が埋まってしまっていた。バイク専用の駐輪場なのに自転車が停めてあったりして、この街は倫理の彼岸にあるんだということを思い出した。やれやれ。


アゲマキ氏は前日まで鹿児島に行っていたらしく、お土産にしろくまプリンをいただいた。わざわざお土産を買ってきてくれるなんてありがたい。美味しく頂きました。

今回は右腕にクラゲと龍を彫ってもらった。時間がかかったし後半はやたら痛かったけれど、超超超イイカンジ(モー娘)。いつもありがとうございます。

なぜクラゲかというと、稲葉浩志の「波」をイメージした。ここのところ「波」にはかなり助けられたし、どんなに怖くても少しずつ前に進むことが出来たら良いなぁ、と思って。龍は、B'zの楽曲でよく使われるモチーフだから。B'zの曲はギターソロがちょっとオリエンタルっぽいので、そのイメージ。龍のタトゥーなんてちょっとベタだけれど、それがまた良いじゃん、ということで。


施術中は、相変わらず取り留めもない話。おっさんから電話で変な問い合わせを受けて腹が立ったとか、五反田の緊縛講習会に参加してみたら縛られてる人が折紙みたいだったとか、アゲマキ氏のサイコパス・・・じゃなくてユニークな人間性に軽く引いたり(笑)。

俺もわりかし調子が良かったので、言葉がうまく出てこないということはあまり無かった。ただ、その分、なるべく喋りすぎないように注意した。余計なことを喋って、後から「なんであんなこと言ったんだろう」と落ち込むことがあるから。

エコーズの「Zoo」の歌詞でもあるでしょ?「おしゃべりな九官鳥 挨拶しても返事はない 気が向いた時に寂しいなんてつぶやいたりもする しゃべりすぎた翌朝 落ち込むことの方が多い あいつの気持ち わかりすぎるくらいよくわかる」って。

喋りすぎて、何気ないひと言で無意識に相手を傷付けたり、不快にしたり、そういうことが気に掛かる。恐らく気にしすぎなのだろうけれど。


日の出町の駐輪場まで川沿いを歩きながら、生きにくい世の中だな、と思ったけれど、生きにくくしているのは俺自身なんだよな、と思い直した。例えば、息子も生きにくい世界を生きているけれど、それは息子には何の責任もない。彼は彼なりに精一杯やっている。比べて俺は、考えすぎて自分から泥沼に足を踏み入れているような気がする。

ガードレールに寄りかかって薬を飲み、様子を見てから帰った。


帰宅してフィルムの貼られた右腕を見ていたら、生きにくい世の中が自分のせいなら、俺の考え方ひとつで生きやすく出来るじゃん、と思えてきた。少しずつ前向きにいこうじゃないか、バカヤロー。