こんにちは、りょうです。
あなたの得意科目は何ですか?
と聞かれたときにこたえられますか。
私はちなみに
数学と化学でした。
今では理系科目全般と
国語と地理を教えていますけどね。
もし、「得意科目なんてない!」
というあなた!
そして、得意科目だけあっても合格できない
勉強はバランスが命だ。
と考えるあなた!
これをきっかけに
まずは得意科目を作らないと
合格への道のりは厳しくなってしまいます。
バランスの良さだけでは
絶対に続いていかないのはモチベーション!
嫌いな数学も2時間やらないと
英語はもっと嫌いだけど3時間…
これが2か月も続くと思いますか?
絶対に続いていきません!
今回の話もそうですが
これは『勉強の基本原則』です
ぜひぜひ実践していってくださいね。
早い段階で得意科目をつくるメリットとは?
受験を目指す場合、
かならず最初に目指すべき「学習の目標」があります。
それは、できるだけ早い段階で得意科目をつくること。
得意教科をつくっておくと、こんなメリットが、
- すべての教科にいい影響がある
- 苦手科目の克服につながる。
人には誰にでも、苦手科目があるものです。
その場合に取る対策としては、
不得意科目を克服するために
多くの時間を割くことが一般的ですね。
基本から復習しなおしたり、多くの問題を解くことで、
ようやく苦手意識がなくなるわけです。
そのような勉強方法も悪くはないのですが、
どうしてもストレスがたまりがち…
教育心理学には学習の転移という考えがあり、
また似たようなものとして特恵効果という原理があります。
この2つを応用した実践法をあなたにお伝えします!
一つをマスターすることが根本
学習の転移とは、一つのことをマスターすると、
ほかのことまでマスターしやすくなるという心理効果。
英語や数学など何でもよいので、
何か一つ得意 教科をつくってしまう。
そうすることによって、社会科や理科、国語なども、
自然と身に付きやすくなるのです。
語学で言えば、英語をマスターすると、
ほかのドイツ語やフランス語、イタリア語、なども
比較的早く身に付きやすくなります。
なぜでしょうか?
その理由は、表面的には違った教科であっても、
根底の「勉強の仕方」や「理解の仕方」といった部分は共通しているんです。
一般的にも何か一つ飛び抜けた分野を持っている人は、
ほかのことも理解しやすくなります。
スポーツで例えれば、中学の時に
バスケが超うまいやつは
サッカーも野球もテニスもできるってことありませんでした?
今まで自信がなかった人が、
何かひとつ得意分野をもつことで、
他のことにも自信を持って取り組めるようになります。
「ひとつを極める」という方法をとらずに、
得意科目がない状態のまま、広く浅く勉強していくと、
なかなか学校の成績も偏差値も、
模試の判定結果も向上していかないということに。
数学や英語は、マスターするために長い年月を要します
できるだけ早い段階から、
好きになっていくように努力をしましょう!
もし嫌いなんて方がいたら、
英語の語源(例えばperson)や
数学の現代での使われ方なんかを
調べたりすると面白くなると思います!
もちろん読書が好きという人は、
国語でもいいと思います。
日本語の文章はすべての教科の元になるので、
国語を得意教科に設定することも有効です。
そのほか歴史や地理、公民、
あるいは物理、化学、生物など、なんでもOK!
とにかく、できるだけ早い段階で、
何か一つ得意科目をもつことが、
ほかの教科の成績も引き上げてくれるのです。
また近い将来、就職活動のさいの面接の履歴書に、
堂々と得意科目を書けるようになります!
一つの教科内でも影響しあう
一つの科目の学習効果が、
ほかの科目にも好影響を及ぼしていくという「学習の転移」
これは何も、異なった教科のあいだだけの現象ではありません。
一つの科目内の各事項についても当てはまります。
たとえば日本史でいえば、
縄文時代や弥生時代を制覇すれば、学習の転移効果により、
その後の鎌倉時代や室町時代といった、
ほかの時代まで得意になっていくわけです。
その意味でも、学習は最初が肝心です。
基礎の部分を何度も繰り返して完全にマスターすることが、
その後の学習に好影響を与えていきます。
特に最初のころは、予習よりも復習のほうに力を注ぐべきだといえます。
勉強というものは、
少しずつ階段を上っていくように積み上げていくものです。
英語が大の苦手なあなた
何としても克服したいと考えているなら、
中学英語までさかのぼって、一から学びなおすことも有効です!
そうすれば英語という教科内で「学習の転移」の現象が起き、
ドミノ倒しのように次々と波及していって、
どんどん英語が得意になっていくことでしょう!
得意科目の力を伸ばす
学習の転移と似た言葉に、
「特恵効果」というものがあります。
特恵効果とは、苦手分野には目をつぶり、
得意分野をさらに伸ばしていくことによって、
苦手分野をふくめた全体の成績がしぜんと向上していく、という考え方です。
苦手科目に向き合うことは、だれしも嫌なものです。
それなら無理して頑張らなくても、
好きな科目の成績をさらに上げるほうに力を注いでいこう!というわけ
これによって、不得意科目にまで好影響が及び、
いつのまにか苦手ではなくなっているんです!
さて、あなたがよく受ける
模試では、「できそうな問題から解くように」と、よく言われませんか?
そうしないと時間が来てしまって、
本来解けるはずの問題にまで手が回らなくなるという理由のほかに、
簡単にできそうな問題から選んで解いていくことによって、
そのほかの難しそうな問題を解くさいに、頭が働くようになるのです。
簡単にいえば、準備運動代わりになるんです!
簡単な問題をどんどん解いて、
ひたすら手を動かしていくことによって、
やる気がUPします!
作業していくうちに脳が興奮し、回転が速くなってくるわけです。
そのことが、難問を解くためのモチベーションアップに役立つのです!
まとめ
何か一つ得意科目を作れば
ほかの科目も成績も上がる!
今日のあなたへの宿題は
まずは、得意科目を作ること!
今回はここまでです。
感想や意見などコメントもらえると嬉しいです。
では、また次回あいましょう!
りょう