鮭の約束 ⑤ | 食単 食文

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「もう、あの女の子には会えないかな」
鮭は気が遠くなりました。
そして、ふわっと、からだが軽くなるのを感じました。
「天国に行くんだな、きっと」
 
鮭の目の前に女の子の顔がありました。
ふわっと、感じたのは女の子が鮭を川からすくったからです。
 
鮭のからだはすっかり大きくなっていたので
もうビニール袋には入りません。
女の子もすっかり大きくなって、来年は中学生です。
バケツに入れて、女の子の家に車で行きました。
水槽で手当てを受けた鮭は、すっかり元気を取り戻しました。
しかし、水槽では自由に泳げないので、近くの池に放されました。
 



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(このイラストは 「イラストわんパグ 」 様からお借りしました)