最終話「我ら、ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー!」
(脚本:井上亜樹子 監督:田﨑竜太)
これでなにもかも終わりだと思うと、
どうしても感想を書く気にならず。
しばらく放置していましたが、
過去の素晴らしい戦隊シリーズへの感謝を考えたら、
ここで立ち止まるわけにはいかない!
前回OPがド派手な効果音だらけだったのは、
やっぱり事実上の最後のOPだったからなんですね。
吠が指輪争奪戦の勝者となるのは分かっていたけど、
まさか全員いなくなるとは。
キュウレンジャーの最終回を想起させる。
(鈴村さんが無事に復帰されるようお祈りしています)
ただこうなってくると、
キュウレンジャーのお話しの奥深さがますます際立つなぁ。
ゴジュウジャーは普通に敵にやられただけですが、
キュウレンジャーはわざと敵にやられるっていう、
とんでもない「作戦」だったんですよね。
ありえない展開だったけど、
子供番組だからこそありえない奇跡を見せることに意味があるんじゃないかな。
すくなくとも私は、そこに希望を感じるから大人になってもずっと戦隊を見続けてきました。
思えば、
陸王と玲さんのお話しのときには、
スティンガーとスコルピオを思い出し。
前回レクスと真白の密会で、
ドンアルマゲと鳳ツルギを思い出し。
9周年記念で何かやらないかなぁ~
閑話休題
願いを言えと迫るテガソード。
そこに現れるファイヤキャンドル。
ちゃんと、顔に投げた手袋をあてるというのは
正式な決闘の流儀であり細かい演出になってます。
49話の中で、
ファイキャン先輩の存在感が
希薄になることも度々ありましたが、
第一話の巨大戦で敗れたときにはられた伏線が、
最後にこんな形で回収されて良かった。
三本木さんのお芝居も素晴らしかった。
それにしても、男ってどうしてこうもケンカが好きなんだ。
いまだにヤンキードラマや漫画なくならないもんな。
俺と戦え!という言葉が、愛の告白みたいに
エモく感じる人もいるんだろう。
ここに駆けつけたクオン。
最高のタイミング!
身体も一時的に戻してもらえたし。
テガジューンとグーデバーンも登場し
親子揃い踏み。
カルマさんありきでスタートしたゴジュウジャー。
出演ありがとうございました!
今後のご活躍楽しみしております。
そして、
吠の願いは
「指輪争奪戦をやりなおすこと」
いや、そこは
「消えた皆の復活」でよくない?
と思ったけど。
ファイキャン先輩がラスボスになるってことは、
もう
「ケンカ(戦い)=絆(愛)」みたいな路線は絶対なんだな。
これがゴジュウジャー製作側の至高ってことなんでしょうね。
結局そこの世界観と価値観が合わなくて、最後までハマれなかったな。
吠もはっきり「あいつらとちゃんとたたかいてんだ」って言ってるし。
そうだよな。ドラゴンボールの悟空があれほど人気あるってことはそういうことなんだよな。
そこに違和感感じる私が異端なんだよ。
でもいいんだ。
ゴジュウジャー終わった後は、
過去の戦隊シリーズを見て楽しむからいいんだもん。
吠の願いのコアな部分は
「この世界で生きる日常の大切さ(この世界も悪くねぇ)」
であるはずだけど、
太字になってるのは
「あいつらと戦う」だよ。
ハンバーガーでもくうさ、の部分はさらさら流されるだけでしょ。
いたしかない角乃の別撮り。
戦隊マニアの人からしたら、そういう不格好なところも含めて、
ゴジュウジャーはよく頑張った。
不格好だけどそこがよかった。
ということだそうです。
どんな歪な作品でも、肯定しようとすればいくらでもいい作品になるんだなと。
人の感情が起こす奇跡を目の当たりにした感じがしました。
実際に、その人たちの言う通り。
普通にみれば、奥深くて考えられるところもあり前向きで素晴らしい作品だったんでしょう。
ゴジュウユニコーンの
「みんな、みせてやろうよ。私たちなりの戦隊を」
と言うセリフを、
志田こはくさんが言ってる事が、
もうあまりにもメタすぎる。
そして、
戦隊最終回恒例マスクオフ。
一人づずの名乗り。
爆発の中に浮かぶ最終回のタイトル。
崖の上に揃い断つユニバース戦士(特撮レジェンド)たち。
この中にカーレンジャーがいてくれることが、
もう本当になにより、しかも女性だし。
私にはもうこれで充分だ。
関智一さんの嬉しそうな声が聴けたのもよかった。
ブーケちゃんたちも加わって、
まるぴさんのアクション。
本作品において、不信感だらけでグチグチ言っている間も、
まるぴさんの演技力のすばらしさが心の支えになってくれました。
今後もお芝居続けて良い女優さんになって欲しいです。
身体を細くしてくるくる回転する、みたことのないジャンプ。
スーツアクターの皆さんのアクションは最後まで本当にカッコよくて、美しかった。
仮面ライダーと違って、戦隊は体のラインが完全に出た状態なので。
だからこそ、指先から姿勢から、そのアクターさんのすべての技術が表に出てしまう。
昭和の時代の謎のバク転は今見ても感動する。
モリスとして、日の当たるところに出る機会が全くなかった戦闘員たちが、
こうして戦隊50年最後の日に画面に出られるっていうのは。
これに関しては、本当に本当に感謝です。
これに関しては本当にありがとうございました。
熊手真白。
イエス・キリストよろしく
本物の神として復活。
ゴジュウジャーの世界観は、
世界創造(テガソード)
ベースに旧約聖書と新約聖書の
ざっくりオマージュの物語だった。
ああ~こはく角乃、美しい!
この3年で本当に大人っぽくなりましたね。
ノーワンワールドに帰ってきたブライダンのみんな。
テガジューンが
(おそらく)人間に危害を加える以外の方法で、
AIで作られた世界を
存続させる気になってよかった。
ファイヤキャンドルが退場しなくて本当に良かった。
公園のシーンの吠をみてると、そのオーラが
三浦春馬さんを思い出すから凄い心配。
でもまあ、
これだけ評判がいい状態で終わったなら大丈夫でしょ。
ファイナルツアーも盛況で終われば、
彼の心労もきっと報われるはず。
神になったからといって熊手真白はもなーんも変わらず存在し、
すごい普通に生活してるし。
結局、おとちゃんはただの事故。
玲の病も本当に厄災と関係ない本物。
禽ちゃんの姿も戻らない。
いかん、愚痴りそう。
我慢我慢。
この世界に絶望する人が、
もしもこの最終回で救われたならそれでいい。
そして、
ギャバンインフィニティが、
蓋開けたら
戦隊だったとしても。
ゆるしてやるよ。
