田植えを終えたあぜのところに大豆をまきます。
僕は大豆はこのあぜのところの他に畑でも作っていますが、自然農でやった場合、圧倒的にあぜ豆のほうが出来が良いです。
水辺である田んぼのあぜにはカエルなど昆虫の捕食者が住み着いていて、コガネムシやカメムシなどの被害が出ないですし、結実に多くの水分を必要とする大豆ですが田んぼのあぜなら常に要求とされる水分を土が含んでいますし
あと、あぜに大豆の根が入ることによってあぜをより強固なものにして、崩れて水が漏れたりするのを防ぎます
本当によいシステムだなと思います。
大豆作るなら田んぼのあぜにかぎりますね!
そして覆土はせずに草をかぶせます。
種まきというと覆土するものと思われがちですが実は種というのは埋めなくても適切な水分さえあれば発芽します。
というより、普通の野生植物の種なんて地面に落ちるだけですよね。
逆になんで栽培では覆土するかというと、覆土、鎮圧して水分量を均一にし、さらには外敵にたべられにくくするなど
播種というものは当たり前すぎて普通にやっていますがむしろ自然界にはない
発芽までの成功率をあげるための「農的な技術」なわけです。
もちろん、食べ物生産のための農であって実験でないのなら農的な技術はどんどん使って食べ物を作る成功率を上げるべきですが
この場合どうして覆土しないのかというと、
覆土することがデメリットとなるパターンだからです。
先程も書きましたが、田んぼのあぜというのは水分タプタプな水辺の土であるため、
これを覆土に用いると水分過多になって豆が腐ったりするのです。
豆が腐ると書くと豆腐ですがこの場合豆腐はできません。←
大豆というのは味噌とかそれこそ豆腐とか作る時に水分を吸収させるとわかると思うのですが驚くほど水を含んで二倍くらいに膨らみます。
大豆の種(すなわち大豆 笑)はこのように発芽までの水分を豆に貯めておくことが可能なので、普通の乾燥した畑に撒くときは覆土が必要ですがあぜ豆の場合覆土は逆効果になります。しかしそのまま豆を露出させとくと
あっちゅうまに鳥などに食べられて、これじゃ餌やりしてるようなもんなので刈った草などを被せて誤魔化しとくわけです。
人間は最低限生きようと思ったときに穀物さえ作れば栄養的には生きていけると思ってまして
自分が本業で日々散々畑作野菜やっておいて言うのもなんですが、
野菜など健康に良いイメージプッシュしてるだけで実のところ単なる嗜好品にすぎません←とても野菜屋のセリフとは思えん 笑
本当に食べ物なかったら玄米食ってれば他の野菜に含まれているほとんど全ての栄養素が取れるし、大豆があればタンパク質も取れるし
コメと大豆さえあれば味噌だって調味料だってなんだって作れます。
しかもこれほど必要な
米、麦、大豆のうち
夏に米、冬に麦、そしてあぜに大豆と全てのものが田んぼで被ることなくシステマチックに作ることができるわけです。
自然農等で自給自足的な生活を志す方には是非とも田んぼを手に入れてほしいものと思います。
畑と違って田んぼとなるとなかなか難しいかもしれませんが、そこは頑張ってほしいですね。




