以前に勤めていた会社を退職してから凡そ9ヶ月が経過した頃、暫くぶりに再会した人に「(会社を辞めて)後悔してないの?」と尋ねられて、「してません」と即答した。

現在の施設に転職を決めた時も軽い気持ちで決断した訳ではないので、そんな事を聞かれて少しイラッとなったほどだった。

以前勤めていた会社を退職してから4年が経とうとしている現在も後悔していない事に変わりはない。


それでは、以前勤めていた会社を退職した理由について触れよう。

退職を決めた時は、心の病みもあって気持ちが整理しきれてないところもあった。

でも、会社に身を置いていても駄目だという思いは確かにあった。

退職を決めてから凡そ4年が経とうとしている今では、すっかり整理もついて、あの時の決断に後悔は無いという結論にも行き着いている。

前職は、IT系企業で派遣社員として勤めていた。

証券系の企業と自動車製造業でIT部門の運用業務に携わっていた。

その前職から現在の施設に転職を決めた理由は、幾つかある。

中でも決め手となったのは、介護施設での業務に興味を持つようになった事だが、それ以前に自分はIT関連の仕事は向いてないという思いがずっとあった。

そんな思いを持ちながらも以前勤めていた会社には18年8ヶ月もお世話になったが、最後の8ヶ月以外は本当に良い時を過ごせた。

決して向いている仕事ではなかったが、上司や周りの同僚に恵まれたおかげで、それだけ長く続けられた。

向いてない仕事でも仲間に恵まれれば、気持ち一つで長く続けられる。

でも、前職のキャリアで最後の8ヶ月だけは違った。

そこは、職場と言えるような環境ではなく、毎日生きた心地がしなかった。

パワハラの限りを尽くすリーダーは、傲岸不遜にふるまう事が多く、とても一緒に仕事できるような人ではなかった。

自分も含めて3人のグループで、パワハラ&傲岸不遜なリーダーともう一人の者も自分にとって良い人ではなかった。

前職で最後に過ごした8ヶ月で身も心もボロボロとなった。

そんな時に社内で人事異動の話があって、面接を行ったが、合否の結果が出ないうちに今度は不採用になった時のために中国行きの話を持ちかけられた。

今思えば、心身共に疲れ果てていた当時の自分が、新天地でまともに仕事ができるだけのメンタルには無かった。

それが、中国行きなど余りに無謀だった。

家族から介護への転職を勧められたのも、その時だった。

このままIT関連の運用業務を続けていたのでは、IT化が進む現在の世の中では定年まで勤められるか?という不安もあって、介護への転職に踏み切った。

とにかく、当時の自分はメンタル的な部分で仕事ができる状態にはなかったので、会社に辞表を提出して束の間の休息を取った事は、今でも間違いだったとは思ってない。

介護福祉の道へ転職した事も間違ってはいないと思っている。

前職の運用業務よりも、現在の施設でご利用者様を相手とした仕事の方が人のためになっているのが目に見えるので、勤めていて張り合いもある。

しかし、あり得ない事だが、前職に復職できるチャンスがあるとすれば、以前勤めていた会社に戻るか?と問われれば、それは直ぐに結論を出すのは難しい。

転職した事を後悔してはいないが、前職に戻れば月々の収入は、凡そ7~8万くらいは増える事が予想される...となれば、それは難しい選択となる。

それに現在の仕事に不満はないが、副業も視野に入れるほど物足りなくもあるのが現状でもある。

現在の施設では、パートであるが故に週の労働時間が上限に達していて、雇用上の問題で、それ以上労働時間を増やす事はできない。

転職した事を後悔はしていないが、もっと働けるのに雇用契約上の問題でそれができないのは、もったいない気持ちもある。

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