こんばんは。こーすけです。

 

今回のアウトプットしていく本は、前回の更新した「嫌われる勇気」の続編となる「幸せになる勇気」です。

 

「嫌われる勇気」同様、日常における様々な問題や悩みを一掃してくれる本でした。

そのような「幸せになる勇気」からいくつかピックアップしてまとめていきたいと思います。

 

アジェンダとしては

・過去の出来事に意味をつけるのは”自分”

・自分の人生は自分で決めよう

・信用とは?信頼とは?

の3つです。

 

[1]過去の出来事に意味をつけるのは“自分”

みなさんは順風満帆な生活を送っていますか?

誰しも苦い経験、挫折、忘れたいことを少なからず抱えながら生活をしていると思います。

 

 

ここで大きく2極化します。

・過去に起きた悲劇を「教訓」や「思い出」として語る人

・未だにその出来事に縛られ、不可侵のトラウマとしている人

 

後者の場合は、よく自分は過去に縛られていると考える事が多いと思います。

しかし本書では、その不幸に彩られた過去を自らが必要としていると言います。

つまり、自分自身の「いま」が過去を決めているということです。

 

 

少し抽象的なのでレイヤー変え、具体的に見てみます。

よく人との会話の中で誰かの悪い点を話したり誰かを責めたりする。もしくは自身にかかった不幸を涙ながらに訴える人、自分を取り巻く社会への憎悪を語る人はいると思います。

 

この場合、行っていることは「悪い人はあの人」または「かわいそうな私」のアピールです。

しかし、これらは本質を捉えていません。

重要なことは、「これからどうするか」という点です。「悪い人はあの人」や「かわいそうな私」について話し、同調してもらえれば楽な気持ちになると思いますが、一時的で瞬間的な解決策でしかありません。

 

それで明日からの日々をどう変えていくのか?ということに重点を置くことが大切であるということです。

 

 

過去に捉われ、なかなか前に進めない人いると思います。自分もそういう時もありますし、これからも訪れる瞬間はあると思います。その際は、過去にどんな意味をつけるのか、それは自分次第で「それでこれから自分はどうしたいのか」と問うことを頭の隅に置いておくと

明日からがより豊かに生活できると思います。

 

[2]自分の人生は自分で決めよう

人生というと壮大な話に聞こえますが、簡単に言えば日々の生活です。

恋愛関係もしくはよくありがちなのが大人と子供の関係性で多くみられると思いますが、ある種の条件付けをすることがあると思います。

 

例えば恋愛関係であれば「男女1:1で出かけるのはよくない」ということや、親子関係であれば「友達と遊びにいっていい?」と問う子供に対し「宿題をやってからね」といった感じの“条件付け”を行うことはよくある話だと思います。

 

これらは「依存」と「無責任」の地位に置くことであると本書では述べています。ここで重要なのは「そのようなことは自分で決めていいんだよ」と認識することです。

表現を大きくしてみれば、自分の人生は、日々の行いは、すべて自分で決定するものであると認識するor教えることです。

 

 

パートナーとして親として、重要なことは放置をしろということではなく、相手のその決断を尊重し、その決断を援助することです。

その時の距離感は重要で、近すぎず遠すぎない、いつでも援助をできる距離で見守ることが重要です。

 

ここでは「課題の分離」が重要だと感じました。最終的にそれは誰の課題であるのかを認識し、相手の決断を受け止める勇気が必要である、そう感じました。

(※「課題の分離」について詳しくは前回のブログ参照)

 

[3]信用とは?信頼とは?

みなさんは信用と信頼の違いを明確に認識していますか?

信用とは、相手のことを条件付きで信じることです。

一方で信頼とは、相手のことを無条件で信じることです。

 

日常のわかりやすい例で話すと、銀行からお金を借りる時は無条件では貸してもらえません。保証人などの担保を求め、その価値に応じた金額を貸し出してもらえます。このときは「あなたを信じているから貸す」のではなく、「あなたの用意した担保の価値を信じるから貸す」といったように“あなた”ではなく“条件”を信じているのです。

信頼は、物的価値ではなく人間的な価値に着目し、その人自身を信じることです。

 

 

そして何よりも他人を信じれない時は、自分を信じれていない時です。

本書では、自己信頼があって他者信頼があると言います。従って、信頼することを恐れている限り、結局誰とも深い関係性を築くことはできないという点に帰着します。

 

仮に自分が信じてほしい出来事があった際に、不信感を抱いて相手に説明をしたところで相手には響きません。そのため、本書では信頼とはどこまでも能動的なものであると表現しています。

 

 

これは自分の中でも理想的な状態であり、信頼を築くことが出来れば、もう一段上の関係性を築くことが出来ると思っています。そのために、いかに自分が相手を信頼するかということが重要で、自分が変わることに注力するべきであると気付けました。

 

信頼は無条件なため、内発的な動機によって結ばれていく関係性です。環境や対象に左右されるものではなく、自分自身の決心一つで変えることが出来る、それこそが信頼への一歩であると本書では述べています。

 

[4]最後に

「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」は、人間関係における悩みを一掃してくれる本であることは間違いないと思いますが、読む人にとっては宗教的な感じでとらえる人もいるのではないかと思います。。

 

また、本を読んでいる時は納得できても、いざ生活の中に落とし込むとなると難しさを感じる時もあります。

そんなときは、簡単にブログを読み返し、少しでも頭の片隅に置いておくことが出来たら、より生活しやすいのではないかと思いました。