こんばんは。こーすけです。

今日は長尾彰さんの書かれた『宇宙兄弟 完璧なリーダーはもういらない』を読んで、内容の要点と感想をアウトプットしよと思います。

 

僕がとても印象に残っていることをいくつか羅列していきますね。

 

 

 

[1]人々に共感されるリーダーシップ

リーダーシップを発揮する際に大切なことを長尾さんは書かれていました。

 

リーダーシップを発揮している人は必ず”なぜ”が存在するということです。

What(何を)、Why(なぜ・なんのために)、How(どのように)

これらはよくプレゼンテーションを行う上でも重要な要素として挙げられます。

 

これらで最も重要なものは何かわかりますか?

Why(なぜ・なんのために)です。

そして長尾さんは「人は”何”にではなく、”なぜ”に動かされる」と仰っています。

 

 

これはその通りだと思います。

”なぜ”それをやるのか。ここが明確になることで、人々の心は動きます。

つまり、人々の心が「支配」から「共感」に変わるということですね。

 

 

そのため、リーダーシップを発揮するためには”Why”を把握しておくことが重要であり、チームに”Why”を共有することが重要となります。

僕はここにexample(例えば)が入ってくると、よりイメージしやすく共感も得られるのではないかなと思います。

”例えば”を加えることで、”Why”が強調されると期待できます。

 

 

 

 

 

 

[2]リーダーを二分割『賢者風』と『愚者風』

長尾さんは、本書を通してリーダーは『賢者風』と『愚者風』に分けられると仰っています。

そして長尾さんはこれからは『愚者風』なリーダーシップで行こうと発信しています。

 

それぞれの意味とは、

賢者風:優等生タイプ。頭脳明晰で決断力に長けており、自我や信念、責任感や使命感が強いリーダーと表現しています。先頭に立って引っ張っていくリーダーですね。

愚者風:一見すると優秀に見えない。先頭に立つというより「どうしたらいいと思う?」と聞くようなアクションをとります。優劣に価値をつけず、常にフラット。自分が完璧でないことを把握しているため、メンバーもいつも頼りにはしているわけではないが、一緒にいるとなぜか物事がうまくいく

 

 

賢者風なリーダーは大変ですよね。イメージとしてはヒエラルキー型(ピラミッド型)の頂点に君臨します。

「しんどい」の一言に尽きます。

間違えてはいけないということや自分が優秀であること、周囲の価値も求めるため、大変なポジションです。

戦後の、生産性や加速度的に賢者風の型の方が、効率重視ということで都合も良かったようですが、今後人口が減り、”個”が生かされるマンパワー的な世の中では期待できそうにないです。

 

 

一方、愚者風とは「愚者のようにふるまう」ことではなく「賢者であろうとする必要がない」ということです。主導権は分担され、どちらかというとクモの巣状のネットワーク型となります。また、コミュニケーションの量も増えるのでチーム内での誤解も減ります。様々な責任などを一人で抱えることもなく、「しんどい」というイメージはなくなりそうです。

そのため長期的に成功を期待できそうですし、今後自立した”個”にフォーカスしたネットワーク型が適応していきそうですね。

 

 

 

現在は”個”が際立つようになりました。SNSの発展が大きな要因であると一概に言い切れませんが、そのように変化していると思います。そして、変化も早いですよね。

数か月前まで○○だったのに・・・なんてこともよくある世の中です。

同時に、五感を使うコミュニケーションも重要です。効率を求める賢者風では不利になります。

賢者風に振舞うことができていられるのは時間の問題な気がしてきますね。

 

 

今回の『宇宙兄弟 完璧なリーダーはもういらない』を通して、リーダーシップという概念を変えることができました。

実際、自分は先頭に立って…とか、僕が引っ張っていかないと…ってなれなかったんですよね。

これは、自分に自信がないとかということもあったと思いますし、自分の強みを把握しきれていなかったことも原因の一つなのかと考えています。

 

長尾さんは、本書を通して「自分の強みを知ることで、自分らしいリーダーシップを発揮していこう!」と提案されています。

その中で、本書で紹介されていた『さあ、才能(自分)に目覚めよう 新版』より『ストレングスファインダー2.0』を受けてみました。

そこで、自分の強みをWebテストを通して知ることができました。

ここで得ることのできた、自分の強みを今後の就活等にも生かせるよう、もう一度自分を見つめ直そうと思います。

そして、自分だけのリーダーシップを確率していこうと考えています。

 

 

『さあ、才能(自分)に目覚めよう 新版』についても今後少しまとめていきますね。

おやすみなさい。