こんにちは。こーすけです。

今日は『おとなの教養』の歴史について簡単にまとめいていきます。

 

①歴史を学ぶ意味って?

みなさんは、歴史を学ぶ意味って何だろうって考えたことはありますか?

僕は、歴史を学ぶことに興味が若干あり、こういう生き方をしてたのかとか昔の人の知恵で作られたものに関心をするときもあります。

 

先日は、静岡県にある登呂遺跡に行ってきました。

水田跡や竪穴住居があります。現代の社会の教科書からは消えかけているそうですが、有名な遺跡です。

時代としては弥生時代に当たります。

 

それまでは、狩りなどを中心として生活していたのに、少しずつ集落を作り、人々の共に生活するようになりました。これも大きな変化ですよね。

火起こし器や土器などを作り、貯蔵なども行っていたそうです。

 

現代は、誰かと共に遊んだり、仕事したりというのが当たり前ですが、こういう所からはじまったのかな?なんて考えるもの好きですね。

 

本題に戻しますね。

この本で、池上さんは歴史を学ぶことは記録が愚行を妨げることと言っています。

簡単に言えば、同じ過ちを繰り返さないということです。そのために、歴史を学ぶのだといいます。

 

 

世界を見ても、もしくは視野を狭めて日本を見ても、我々人類は多くの殺戮を繰り返していきました。

戦国時代には、土地や資源を巡り、人を殺めていました。時代の変化と共に規模は大きくなり戦争が起こります。

そのたびに、多くの命が亡くなり、人々は悲しみ、愚かであったということを学びました。

そのような内容を記録し、後世に伝えることで、このような事を二度と起こらないようにするために歴史を学ぶのです。

 

現在でも中東を初め、多くの内戦が起きています。

池上さんは、内戦を繰り返し過去の多くの知見が残されていないということが内戦が収まらない一つの要因として考えています。

内戦により、建物は崩れ、書物は燃やされ、人は亡くなり記録の継承ができません。

そのため、愚かな争いが今も絶えず生じているのではないかと説明されています。

 

我々に身を置いて考えて見ると、終戦から70年近く経ちましたよね。

当時、戦争を体験された方も少しずつ減ってきています。

私たち、若者ができることは少しでもその経験を、文字や言葉として語り継ぎ後世に伝えていくことなではないかと思います。

みなさんは広島や長崎の資料館を訪れましたか?

少しでも、歴史というものに目を向けて、過去にあった愚行な出来事を知り、二度と過ちを繰り返さないようにしなければなりませんね。

 

 

②「歴史の真実」は変えられる

歴史というものは、時に人の手によって都合よく変えられるなんてあったら怖くないですか?

俺の○○は黒歴史だから、あれはなかったことに・・・なんてレベルでなくて国家という規模での話でですよ?

 

みなさんは、韓国や北朝鮮が日本を嫌っているいわゆる反日という考えをもっているということは知っていると思います。

でも、なんで反日なんだ?って思いませんか?

それは、戦争でひどいことをしたからだろう!って答える人が多数だと思いますし、自分もそのなかの一人でした。

 

 

でも、戦争で無残なことをした事実を認めるうえで、その標的が韓国や北朝鮮だけではありません。

東南アジアなどとも、物資確保のために多くの戦争を行ってきました。

インドネシアやシンガポールです。多くの人を捕虜し、愚行な行いをしたという歴史があります。

でも、東南アジアの人は反日ではありません。

ここに、歴史の真実が隠されていました。

 

簡単に北朝鮮と韓国の成り立ちについてまとめます。

[北朝鮮]

日本が戦争に負けた後、ソ連が侵入しソ連式の国を作り上げる。ソ連軍の大尉であった金日成は長となった。

つまり、ソ連式の国ということです。しかし、これは自らの手で国を作り上げたということではないというコンプレックスがありました。

そこで、自国の力で国を作り上げたという、歴史を作り、教育として教えこんだというのです。

 

[韓国]

日本が朝鮮半島を支配している間、朝鮮半島に亡命政権である韓国臨時政府というのがあったそうです。しかし、実際は名前だけで実在はしていません。この臨時政府に就任していたのが李承晩だったのです。

しかし、この時まで李承晩は朝鮮半島におらず、アメリカで活動していたそうです。

そして、戦争後アメリカでの活動の甲斐もあり、韓国の大統領に座を付けました。

 

 

 

これらの北朝鮮と韓国は共に”自らの手で国を作り上げることはできなかった”というコンプレックスがあります。

これを跳ねのけるには、自らの力で国を作り上げたことにすれば良いという結論に至ります。

 

今の、若者は日本はひどいことをした。それに我々は勝ったのだと教えられてきています。しかし、そればかりではありません。

ある部分を極端に強調し、正確な歴史が伝えられていない現実があります。

 

韓国人も中国人も心温かい人は多くいます。そのような方々が、教育上反日意識を持ってしまうと考えると、寂しい気がしますね。

より正しい歴史を、正確に後世に伝え、過ちの繰り返さない世の中になることを願うばかりです。

 

そして池上さんは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉を紹介されています。

自分の経験を鵜呑みにせず、先人方が残した記録から思考や想い、願いを大切に生活していきたいですね。