どうもどうも黄昏亭銀三です
冷えますねぇ・・・ようやく本格的な冬到来
・・・と思いきやまたまた来週末には暖かくなるそう
そんな中行って参りました
動楽亭昼席
本日の出演者はコチラ
若手中心の顔ぶれの中に
直系弟子の師匠方がズシッと
中トリには米輔さん
トリはお馴染み吉弥さん
開口一番はそのお弟子さんの弥っこさんです
(高座番:弥壱)
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まずはトップの弥っこさんは
よっ!待ってましたの
≪時うどん≫弥っこ
弥っこの時うどんはひと味もふた味も違います
『そうそう!それそれ』的な部分が満載
だしがむっちゃ旨そうです
旨いだしを飲むとこないなるんです
・・・ちゅう部分をやりはるんです
吉朝一門の方々のこの噺は
言うところの時そば型で前半はほぼ仕込み
なかなか笑いがでにくいんですが
弥っこさんはギャグを入れるわけではないんですが
ええ感じで盛り上げはります
もちろん後半は爆笑の連続
ほんにご馳走様の一席でした
続いての二乗さん
ご家庭での自虐マクラからの十八番
≪癪の合薬≫二乗
基本、春の桜やら秋の紅葉のシーズンものですが
そこは二乗さん、上手い具合に時候を合わせて
しかし今日は、いつもに増してドッカンドッカンと
その理由が中入り休憩時に判明
見事な薬缶が・・・一つ・・・二つ・・・三つ・・・
そしてお後に控えしが・・・(^^;
大変面白かったです
続きましての米平さん
特に触れることなく・・・(^^;
今のご時世の話題で探りつつ
持って来はったネタが
≪動物園≫米平
おぉ~これはお珍しい
ベテラン師匠の前座噺の動物園
また米平さんの風貌からどうないしはるんやろ?
いやぁキチンとご自身の風貌をキチっと盛り込んで
もちろん定番ギャグももれなく
ほんま、ベテラン師匠方の前座噺は
面白さに重みがありますねぇ
さて中トリの米輔さん
子どもが出てくる小噺から
これは楽しみ楽しみ
≪初天神≫米輔
いやぁ今日の米輔さんの初天神
流石米輔さん・・・と唸らせる一席
冒頭の寅ちゃんと父親母親とのやりとりにも
普段あまりお目に掛からない部分も
出てくる言葉やクスグリも
元はこういう風やったんやなぁ・・・てな具合に
今ではあまりお目に掛からない言葉も
それによって、寅公の小憎らしさに一層拍車が掛かり
時々顔を覗かす子供らしさに生きてきますね
まぁ全体的に思いますれば
米輔さんが習いはった通りに
今日はやりはったんかなぁ・・・と思いました
中入り明けは紅雀さん
最早≪紅雀噺≫ともいえる爆笑マクラから
≪義眼≫紅雀
以前から定評のある酔っぱらい姿
その元となる師匠からのお言葉も
解説風にサラリと挿入、それを聴いて
『あぁなるほど(^^)』
後半はぎりぎりスレスレのアダルトチックに
(今京都の勉強会でもこんな感じやったんかなぁ)
表情筋フルパワーで爆笑爆笑また爆笑
あぁ面白かった(^^)
さてトリの吉弥さん
せっかくの生のお囃子で
ここまでハメものが出てないのでと
季節先取りのこの噺
≪愛宕山≫吉弥
冒頭に東京と上方との
この噺の演じ方の違いを
またそれをクスグリとしてキチっと笑いに
あとこの噺は視線が物言う噺ですよね
前半の蝶々を負うとことか
山頂での土器(かわらけ)とか
高座の前を蝶が舞うかの如く
頭の横を土器がすり抜けていくかの如く
如く如くで十徳やなぁ・・・てなことも挟みつつ
芸の細かさを満喫いたしました
いやぁ今日は
トップの弥っこさんからトリの吉弥さんまで
細かい部分をキチっとやりはる
芸の細かさを堪能した会でございました
といったところで
本日の寄席紀行はこれまで
次回もどうぞお楽しみに
ではまた(^^)/~~~~






