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黄昏亭銀三と書いて
【たそがれていぎんざ】と申します。
管理人自らの寄席紀行。

あと、少しのお笑い全般の話を少々・・・。
但し・・・あくまでも趣味の範囲で・・・
以後御贔屓御鞭撻の程、隅から隅までずいと
御願い挙げ奉りまする

どうもどうも黄昏亭銀三です

 

本日は

過去にFacebookにアップした

贋作落語を

こちらでご紹介を・・・

 

題して

パトカー🚔

 

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喜「こんにちは」
甚『おぉ喜ぃさんやないか、まぁ入りぃな』
喜「派手に上がろか、陽気に上がろか、哀れぇに・・・」
甚『何でもええから早よ上がり。で何や?』
喜「甚兵衛さん、鶴は日本の名鳥でやすか?」

 


甚『何や唐突に。そうや、鶴は日本の名鳥やな』
喜「そらまた何でぇ?」
甚『頭には赤い丹頂を頂いて、全身は雪のように真っ白で、尾には艶々しい黒い毛ぇが生えたぁって、その姿はほん美しい』
喜「ほんで日本の名鳥」
甚『そやな』
喜「ほな、頭が赤ぉって、身体が白で、尾っぽが黒いと名鳥」
甚『まぁそうなるかな』
喜「ほなこれも日本の名鳥でやすか?」

 


甚『うんそう・・・何やこれパトカーやないか!』
喜「頭が赤ぉって、身体が白で、尾っぽが黒・・・」
甚『いやいやこれは名鳥ちゃうな』
喜「ほな何でぇ?」
甚『これは・・・警視チョウ』
喜「んなあほな。ほな全く別もんですな」
甚『いや、全く別もんてこともない』
喜「といいますと?」
甚『鶴と掛けまして~!』
喜「いきなり、なぞ掛けですか?はい鶴と掛けまして」
甚『パトカーと説く』
喜「パトカーと説く・・・その心は」
甚『どちらも・・・ケイカン(景観・警官)がよく映えるでしょう』
喜「うまいっ!でもねぇ、わしパトカー嫌いでんねん」
甚『まぁあんまり好きなやつはおらんわな』
喜「こないだ高速道路でね・・・(泣き)スピード違反で捕まったんですわ」
甚『えっ?このパトカーに?覆面や無しに?』
喜「そうでんねん」
甚『でも、こんな白黒パンダみたいな車、気ぃ付くやろに』
喜「へぇ(泣)でもね、このパトカーがね(泣)、このパトカーがね(泣)」
甚『このパトカーがどないしてん?』
喜「黙ぁ~って付いて来たんや」
♪デンデ~ン🙇