かすみ野 | ガバガバ日記〜かつめしんく〜

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文化学院もなくなるような2020年台の今。


人生と自分の在り方に思うことのあるような人間は何をすればいいのか。


適度な暮らしをしていれば飢えることはあっても2つ前の元号。つまりは昭和よりは酷いことにはならず。


寿命は伸び、文豪は死んだ。人々は生きるために短期間で濃い活動をした。


あるものは若いうちに子をなし、あるものは身を立てようと立身出世のため怪しいまやかしの商いや野獣のようなサービサーなど時には手段を選ばずとも良く生きようとした。


そうした生きる活力がみなぎる風潮の世界においては創作や論説も活発になり、そのような類いのものを創ることが叶わぬ者であっても読者として参画することができた。


平成までの産物逐次刊行物、つまり雑誌は様々な趣味を網羅し友人を募ったり映像記録媒体を交換することがわざわざ余分な手間と時間をかけて行われた。


このように何か人と関わる際に余分なことをいちいちしていた上に寿命も短いので相対的に濃い人生をいにしえの人々は送っていたのではないか。


人々は元々堕落していた!とかこの場所は良い!とか落語や歌舞伎はここが良いんだ!なんてことは一々発表しようと面倒な印刷機にかけなくとも、どこからもなくテクストは出てきて自分から媒体を問わず発信することができる。。。


こうした寿命が長く手間が短縮された現代社会においてはポストモダンがどうこう面倒な手順で印刷された産物を読み合って中々のスローペースで論じていた時代と比較して余暇とも違う余暇が発生しがちである。


この空白のときをどのようにしてすごすかルーティンがあれば良いのだが無い場合人は自死する。


これは極論ではなく事実であると自分は本気で思っている。


例えばスマートフォンを毎日電車の中でも、徒歩移動してる時でもカタカタカタカタと永遠にいじり続ける人がいる。


友人の動向をみたり、連絡をとったり気になったことを調べたりしているのだろう。


昔なら著名人でなくとも一々書簡を交わしたり、電報を打電したり、図書館に足を運んでレファレンスしていたのだ。


この人間が生きる上で孤独と闘うための行為をするのにかかる時間の差をどのようにして埋めるか。


若い時の自分はそこがうまく見つからなかった。しまいにはいくらYouTubeをみてもTwitterをみてもつまらないしInstagramなんて意味がわからないし


楽しめることがテレビの中の比較的プレーンなコンテンツ。例えばスポーツ中継や映画を無心で見ることがまだ気分転換になった。


そんなことで空白時間をすごしていては心が病むのは当たり前である。


そうした中で「人は何故長時間生きて土に還るのを繰り返すだけなのにがんばろうとするのか」を考えてこうして今のように文章を書いたり、動画を出したり終わりのないポケモン対戦考察したり、河川が氾濫すれば一日中川の水位やライブカメラを見たり副産物的な時間潰しが誕生した。


自分は興味の対象が異常狭いがその中に続いたマイブームとしてわざと時間がかかる旅をするというものがある。


物価がどんどん上りレギュラーガソリンリッター180円、おにぎり1つ200円という中600円程で買えるバスの1日乗り放題券


(注 この部分は後世の人に物価感覚がわかるように膨張して付与した笑)


を朝っぱらから購入してたくさんの通勤団地と駅を経由しながら移動するというものだ。


団地の歴史や公共施設の配置とバスの路線図を楽しみながら時には徒歩乗り換えをして乗り継ぐ。


今回紹介したいかすみ野に行った歳のルートはバスのみで新座〜清瀬〜所沢〜川越〜かすみ野〜狭山〜入間〜青梅〜花小金井〜吉祥寺〜大泉


というルートだ。


かすみ野という地名を初めて知ったのは幼少期川越でバスの行き先としてみて不思議に思ったときだ。


今となっては大学時代に出入りしてた鶴ヶ島のキャンパスに近い霞ヶ関からきているのだとわかるが皇族が由来の朝霞のように霞がつくと何か神秘的である。


YouTubeでかすみ野の街並みを撮影して投稿した意図は以前から自分は自分の地元大泉の風致地区やひばりヶ丘団地、光が丘団地のような碁盤のような街並みや極端に整理された街並みにいると気持ちが悪くなる。


ましてはそこで何十年も同じ生活ルーティンをしている人達に囲まれているともっと気持ち悪くなるという考えを持っていた。


そのような人が1番行ってはいけない街並みを持っているのが川越のかすみ野である。


極端なニュータウンでまわりも西武菅沢ニュータウン?のようなニュータウン。バス停の折り返し場は円。


こんなところで何十年も決まった生活ルーティンを繰り返していて気が狂わないのだろうかと不思議に思う。


どこの駅に行ってもアトレやパルコ的駅ビルがあり同じ風景なのが気持ち悪いと思う自分だがあえて観光という点でいえば良い体験になった。


暇すぎてわざとある程度負荷をかけてみた!というやつである。


かすみ野のバス停の周囲は特に面白いので読者も住民に迷惑がかからない範囲で散策してみてほしい。