今日のNHK杯戦。

 

 3手目▲5六歩として後手に馬を作らせる:「これって、相当に後手の勝率よかったよね?」

 組み上がり:「穴熊、できちゃったよ」

 開戦:「飛車角ともに後手の方が圧倒的に働いているね。先手の成銀は辺境で腐り果てるしかないな。先手陣、ぺちゃんこだな」

 中盤:「あれ? 成銀が駒台に乗った・・・香車得ではあるね。」

 終盤入り口:「後手、駒が少ないか? 案外、攻めが細い?」

 終盤:「穴熊にとりついた・・・ぺしゃんこの先手陣、耐久力があるか?」

 終局:「これを勝つのかよ?」

 

 観戦していて面白い将棋ではあるが、心が休まらない。例によって、得の少なさそうな作戦で普通に不利になりながら、指し手が進むと挽回しているというウルトラパワー振り。前期の斎藤戦や今期順位戦の広瀬戦を思い出させる。

 

 棋譜がないので検証が不十分だけれど、恐らくは△9四飛が余計。成銀が生き返り、金が7筋に漂流する原因になったわけだから。

 

 次は斎藤戦。ウルトラパワー再度発現されるか?