皆さん。こんにちは。
先日までは、
モッコリと雪が降って大変でしたが、
ようやく晴れ間が見えました。
それよりも遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます。
今日は旧暦のお正月で、別に合わせたわけではありませんが、
もう1月も終わりなんですね。
月日が過ぎるのと、
体重が増えるのは、
あっという間の様な気が致します。
今年は元旦から、
鏡開きだの、ほれ、餅つきだのと
とても賑やかなお正月でした。
本当に皆さんから愛されているのだと
感じるばかりの1カ月でした。
「皆さん。本当にありがとうございます。」
今回のブログは、
今年初めてということで、
本当は書かないほうがいいだろうと
何度も思い断ったのですが、
皆さんならわかってくれると信じ
私こと、ウサギの本当の気持ちを
心から打ち明けたいと思います。
この「仙莊湯田川」のブログに
度々、似たようなコメントが
書かれることがございます。
「韓国人」
「朝鮮人」
皆さんどのような風に
お考えになるかわかりませんが、
この2つの言葉が出てくるときは、
悪い意味でのコメントを
書かれているようです。
この言葉を見たり聞いたりすると
私は自然と涙が出てしまします。
実は私、今から26年前に韓国から
日本である山形県は庄内に参りました。
こういっては何ですが、
生まれも育ちも
チャキチャキの韓国で
こちらに来た当初は、
右も左もわかりませんでした。
(今もまだまだなんですが…）
それでも、見ず知らずの土地で
それも誰も知り合いのいないこの庄内で
自分一人で生きていかなければいけない。
そんな中で、初めて就いた職場の人に
助けられ日本語の勉強を受けさせてもらい、
ようやくある程度の言葉を言えるようにも、
理解することもできました。
それでも、濁音（ガ行、ザ行等）は難しいです。
そんなこんなでこちらに来て
20年も過ぎたころ、
私にここの「湯田川温泉」で
お仕事をしませんかという
お話が掛かりました。
以前も「湯田川温泉」で
勤めていたことがあったので
喜んでお受けして今日があります。
以前勤めていたころには、
「湯田川温泉」に旅館が12件ありましたが
9件までに減少していて、
久しぶりに来た時に
なぜか寂しい感じがしました。
「何とかもう一度明るい灯を点したい」
「大切な日本の文化を守りたい」
この想いになった時に
私には「日本人」とか「韓国人」とか
壁はもうありませんでした。
多少おこがましいとも思いましたが、
誰かが手を出さなければ、
口を出さなければ何も動かない。
この「仙莊湯田川」をオープンした
1番の理由は「日本の方を守りたい」事でした。
実際、現在いるスタッフの中で、
私と一人のスタッフ以外全員日本の方です。
私はこの方々の生活を守らなければいけない。
今日現在もこの責任を義務に
日本の中で戦っております。
「日本人」とか「…人」とか
時が解決する問題ではないとは思います。
それでも25年以上この日本で
皆さんと共に生きてきました。
これからも、皆さんに
ご指導ご鞭撻頂きながら成長して
参りたいと存じます。
ですので、
どうか温かい目で支えていただければと思います。
何卒宜しくお願い致します。
差別のあるコメントが
無くなりますよう祈りを込めて。
今日は長文になってすみませんでした。
今年も一年皆様にとって
幸せで、素敵な年でありますように
陰ながら祈りを込めております。
失礼致します。
仙莊のウサギより。
