みなさんきょうだい児ってご存知ですか?

きょうだい児とは、きょうだいに病気や障がいを持つ子がいる人のことをいいます。

発達障がいとかグレーゾーンというと、どうしてもそっちにフォーカスされがちですが、実は子育てにおいてきょうだい児への関わりも配慮が必要なのです。

私自身もきょうだい児で、小さい頃は様々な葛藤がありました。きょうだいであることに嫌気がさした日もあるしそれが原因で、家を早くでたいと思った時もあります。

今も私の心の中にはしこりがあり、決して消えない記憶です。小さい頃の傷って自分が思うよりも深く傷ついていたりします。

先に言っておくと私は妹が大好きだし、大事です。





小さい頃は我慢することが多くありました。

「〇〇(妹の名前)は、わからないから許してあげてね」とか、「おねえちゃんなんだから、譲ってあげて」とか。同じ子どもなのになんで妹は許されるのか、いつも私が我慢するのか。

今思えば、妹はこだわりもあり、育てにくさもあったため母も余裕がなかったのだと思います。

妹にとっては良き母でしたが、私にとっては違いました。

いつも妹中心で家族の行動が決まり、母は妹につきっきりでした。もちろん、私にも愛情を注いでくれていたと思いますが、私はそう感じていません。

私が我慢すればお母さんは笑顔でいてくれる。子どもながらに無意識にもいい子でいなければと思っていました。だから外では優等生でいたし、母の言いなりでした。


きょうだい児を代表していいたい。

今このブログを読んでくれているお母さんたちはきっと毎日一生懸命悩みながらこどもと向き合って子育てをしている人ばかりだと思う。

たまにでいいからきょうだいのことだけを見て、その子だけを抱きしめて大好きだよ、いつもありがとうとか、我慢させてごめんねって寄り添ってほしい。それだけで救われるから。

そして障がいがあるから仕方ないこともあるけれど、きょうだい喧嘩の際はちゃんとその物事をみて平等に仲介してほしい。障がいがあってもなくても、平等に。

私は大人になってから母に言われたことがあります。沢山我慢させてごめんねと。

母とは中々折り合いがつかずにいますが自分の子育てを通して母の大変さも理解できるようになりました。

きっときょうだい児の子は、きょうだいのことを理解しているし、支えたいとも思っている子が多いと思うけれど、きょうだいであるからこその悩みって中々相談できません。

でも、お母さんがそんなふうに寄り添ってくれたらきっと嬉しいし、救われます。

他の誰でもなくてお母さんに言った欲しいのです。

この記事が誰かの目にとまって

きょうだい児との関わりを見直すきっかけとなりますように🫶