身近な人にがんが見つかり、今、詳しい検査をしている所です。
部位は違うけど、私ががん経験者と知っている人なので、色々と質問をされました。
口には出さないけど、仕事もあまり休めなくて焦っていて、先の事を考えると不安で一杯のようです。
私の手術前、手術後、現在に至るまでの話は今までも幾度となく話した事がありましたが、再度詳しい話をする機会が増えました。
でもがんは、部位、進行具合、治療方法、病院の方針によって十人十色です。
最初に行った病院で手術をする事が決まっていたようですが、腫瘍の部位がはっきりわかっていないようで、御主人がセカンドオピニオンを強く希望していました。本人としてはそんなに長く仕事も休めないし、早く手術してしまいたいと言っていましたが、私も御主人の意見に賛成でした。
私は自分の時にセカンドオピニオンの意味を知らずに、診察を受けた病院の言われたままに手術を受けました。
今、それが正解だったのかどうかはわかりませんが、セカンドオピニオンを受けておけばよかったというのは1つの後悔でもあります。
結果、最初の病院と同じ診断だったかもしれませんが、もし幾つか選択肢があるなら自分で選択して、納得のいく治療を受けたかったなと思います。私のように子宮・卵巣を全摘出して生殖機能を完全に失ってしまうと、二度と取り返しのつかない事態になります。
彼女の場合は子宮ではありませんが、本人、家族が納得のいく形で治療を始めて欲しいなと思います。
がん経験者の私が話をする事で少しでも役に立つことがあるならば、がんになった事も無駄な事ではなかったなと思えます。
がんの治療は1年1年進化していて、25年前に食道がんで亡くなった父も今の時代なら生きて助かっていたかもと思えます。
安易な事は言えないけど、今の時代は多くのがんサバイバーがいるという事に間違いありません。
でも2人に1人はがんにかかる時代とはいえ、40代以下でかかる人は身近にはそうそういません。なので、経験者が身近にいるというのは心強いものです。
なので、今後も誰かの役に立つなら出来る事を何でもしようと思います。