日本舞踊の世界では、名取試験と師範試験というのがあります。
私の師匠がおっしゃるところでは、
名取・・・名前を名乗ってよい。
人様の前で踊ってお金をいただいてよい。
師範・・・お金をいただいて、教えることができる。
両方とも試験があり、課題曲を踊らなくてはならないのです。
試験の話はまた今度させていただくとして、今日は名前のお話。
名取試験に合格すると、名前をいただくことができます。
(前もって考えた末に申請し、合格すると名乗ることができるというか)
我が西川流では、同じ名前をつけることはできないので、(漢字が違っていてもだめなのです)
前もって、名簿を熟読し、ダブらないようにしなくてはなりません。
多くの場合は、師匠から漢字をもらい、さらにその人の個性にあった漢字を選んだりして、名前を考えます。
私の名前は「扇汐奈(せんしおな)」
私の師匠が、扇嗣奈(せんしな)先生というお名前なので、うちのお教室のみなさまは
扇と奈の漢字がつく人がほとんどです。
当初は、「扇菜奈(せんなな)はどうかしら?松嶋菜々子さんにあやかって。もしくは本名からとって扇雪奈(せんゆきな)」と師匠は言っていたのですが、残念ながら、すでにその読み方の方がいらっしゃったので、「汐汲」という曲から「汐」をもらって、「扇汐奈」となりました。
あとで調べたところ、「汐」という字は、上方の上流遊郭の女性のお名前だったらしいこともわかり、なかなか自分では気に入っています。
他のお教室も同様のパターンが多く、名前を見ると、どちらのお弟子さんか、割とわかるのがちょっと楽しかったりもします♪