妄想ビギンズナイト〜東の都からのシ者〜
光と闇。どちらかが欠けても、存在ができない。戦いとは、そんなものだ。
2010.12.05.sunday PM7:33
O N I B I K I ・・・数多の星を一瞬にして手に入れる男。東の都の同業者たちが口を揃えて言うらしい。
その男が今、目の前に居る。直ぐさま、お互いがお互いを認識した。
不思議な事もある。初見の筈だが、何故か知っている。懐かしい感覚でもある。
お互いが戦いを欲しているからなのか?裏の世界の匂いでもするのか?
そしてこの男、私を倒して一体この街の裏の世界をどうしようというのか・・・
まぁ私が倒された所で、この街には「拳聖」と称される NAGURRER一族に、
「善と悪」が表裏一体の魔人たちが、裏の世界で暗躍しているが・・・
2010.12.05.sunday PM7:34
裏稼業の戦いに、言葉は要らない。
男は身をひるがえし、不利な位置へ。余程自信があるのだろう。
手にした得物は[グランドシルバー]と[心を一つに]。もっと古風な得物を使うのかとも思ったが、
意外に流行には敏感らしい。
「ありがたく有利な側から穫らせてもらう!」
私の得物は[無限大を超えて]に[お前の罪を数えろ]。
互いの金色の獅子が目紛しく牙を剥くが、予想通りに事が運んだ。
男の[グランドシルバー]は崩れ去った。
2010.12.05.sunday PM7:45
体制を整え直した男は再び不利な位置へ。
再度、得物は[グランドシルバー]。後方には[天・海・地]だ。
「油断はできないな・・・」
私の得物は[お前の罪を数えろ]そして[お前の罪を数えろ]。
隠し持っていた[月光の切り札]を使い、黄黒緑黒の順で瞬く間に[グランドシルバー]を仕留めた。
激しかったおかげで、右肩の古傷が痛む・・・
「案外早くケリがついたか・・」油断は魔物である。
2010.12.05.sunday PM8:13
油断した私は一気に不利な位置へと追いやられた。
私の得物は[地獄車]。後方に[鉄のハート]。男は[OOO誕生]そして[お前の罪を数えろ]。
男は、緑色の[飛蝗][蟷螂]を使う。[鍬形]ではないのか??狙いなのか?
2度に渡る激しい撃ち合いを制したが(右肩が完全にイっちまったな・・)
男のドクロ銃が計算に入っていなかった・・・
5度目の撃ち合いで[地獄車]は崩れさってしまった。
2010.12.05.sunday PM8:45
刻を忘れて、男との戦いは寸断なく続いた。
交差する拳と拳。時には蹴り合い、剣を銃を縦横無尽に走らせた。
徐々に私の中に不思議な感覚が芽生えてゆく・・・
裏稼業は冷酷な世界だ。1/16という不合理な数字に、戦わずして消えていった者も多い。
しかしこの男との戦いは、違う。
「この戦いには虚しさが無い・・」
一視同仁・・・なんて柄にも無い四字熟語が浮かんで来る。
2010.12.05.sunday PM8:57
出会いは唐突だが、別れもまた唐突。
互いにまだ全ての力を出し切ってはいない。しかし互いの存在を認め合ったその瞬間、
男は消えてしまった。
「夢だったのか・・・?」
いや、そうではない。確かにこの手には男と拳を交えた感覚が残っている。
「んっ?何だ・・・・??」
[アサルトイエロー][疾風の愛馬][10枚のカード]
・・・これは男が残していった得物だ。
「有り難い。使わせて頂く。」
2010.12.05.sunday PM10:45
寒空にぼんやり星が見える。この街でもまだ星が見えるのか。男はどこへ消えてしまったのか・・・
ふと、シャウトシンガー mizuki の歌が脳裏を過る・・・
「戦友よ、明日の無い星と知っても、やはり守って戦うのか・・・」
戦友〈とも〉・・・
あの男の事を考えていたのか? Money と 明日の pants にしか興味の無い私が・・・フっ・・・
こんな戦い、出会いがあると教えてくれた男・・・
彼の名は・・・・

りん○ーさん!パオ~ン!キモカワ?
~Fin~
応援ありがとうございました。来週のこの時間は「おはようスパンク(再)」を放送します。