銀本として有名な「みくに出版」の中学入学試験問題集を利用した読書好きになる方法を紹介します。


国語の点数を伸ばすために読書をさせる親や塾講師は多いですよね。思った通りになればいいのですが、大多数には効果なしといったところでしょう。


どうやったら本を読むようになるのか、究極的には国語の点数はどうやったら上がるのか。


先進舎進学教室で行っている方法を書いてみます。

 

 この問題集を使います。


新品ですと3000円以上しますので、ブックオフなどでの購入をオススメします。理由は解体してしまうからです。切り取って学校ごとに綴じていきます。大量に作らないようにしてください。


この冊子を渡し、物語文を読むように伝えます。この場合、問題は解きません。


入試問題の物語文は、次の展開が気になるようなところで終わることが多いです。つまり、この方法は「次が気になる」が重要です。


文章が面白いと感じるようでしたら、実際の本を購入してください。ただ、買ってまで次を知りたいと思うのは、10冊に1冊もないと思います。


取り敢えず最後まで読むことで入試サイズの分量を把握することはできます。それだけでも十分かもしれません。


この銀本には全国の有名な学校が掲載されています。面白い文を問題に使っていると感じる学校とは相性がよいと思います。


面接もなく合格者を決める最近の入試では、国語の文章題に共感できるか否かで選別しているように思っています。つまり、模試の偏差値通りにいかないということです。基本的に模試は純粋に国語力を測定するものですが、実際の入試は学校のカラーを出してきます。


あまりにもかけ離れたランクは別ですが、ある程度の挑戦は相性次第だと思います。


この方法のメリットは、読書習慣を低い確率ですが獲得でき、志望校選びができ、入試サイズの分量に慣れることもできます。


無理矢理に本を読ませると拒絶するくらいです。面白いと感じる作品を探してみるのは良いことです。


ただただ、点数のためというスタンスではなく、楽しみながらの勉強って理想ですよね。