彼がある日突然「俺アスペルガーだから（テヘペロ）」と言ってきた。
結婚前提で一緒に住んでるのに
「俺人の気持ち分かんないから」
「結婚もできるか分からないから」
と言われた。
入籍は延期になり、別れ話になった。
彼が宇宙人に見えて、私はカサンドラ症候群になった。
・・・ここまでが前回のお話。
あの日から、２年ちょい。
今はカサンドラじゃないし、うつ病でもない。
彼とも別れてない。
大丈夫、なんとかなります
とは言え道のりは長かった。
１．頑張らなきゃ期
２．燃え尽き期
３．再生期
少なくともこのくらいはかかったかな（笑）
でも大丈夫、なんとかなる（たぶん）
ということで、頑張る期について書いてみる。
彼に「テヘペロ」されてから、
めっちゃムカついたし絶望もしたけど
彼が神妙な顔で、アスペの本をたくさん買ってきたから
「うーん一緒に頑張ってみるか
」
と思って、私も頑張ることにした。
仕事の合間に、アスペの本を何冊も読んだ。
ネットでも調べた。
分からないことは彼に聞いた。
そんで、最後の最後に分かったことは、
どーにもならない
ということだった（爆）
もうすっごい絶望。
ある意味お互いが「宇宙人」なんだって思った。
彼は論理や理屈を「愛情」と思ってるんだもの。
THE★異文化コミュニケーション。
何かの本で、アスペと定型発達のカップルは
「鷹と羊」に例えられていたんだよー。
鷹と羊だよ！
私は鷹 
彼は羊 
今でこそ「その通り！ウケる！」って笑えるけど
当時は全然笑えなかった（笑）
いやだって、鷹と羊だよ！！
同じ肉食と草食でもさ、
せめて虎と羊とかだったら、
２人とも草原で生きていけるって思うじゃん。
でも鷹は、普段は切り立った山に住んでいて、
空で狩りをするわけで、
羊は草原で草を食べて生きてるわけで、
もう生きる場所からして違うじゃん！みたいな（笑）
それに彼を見てると、私ほど頑張ってないように見えた。
アスペルガーの彼の「頑張り」
うつ病になるタイプの私の「頑張り」
タイプや質が違うのは、今ならよく分かる。
鷹と羊だからね
でも当時は分からなかった。
私はこんなに頑張ってるのに、彼は何もしてない。
２人の未来のために頑張ってるのに。
きっと彼はどうでもいいんだなー。
・・・って思った。
でも一方で、彼からの愛情っぽいものも感じてた。
だから、「まぁゆっくり考えればいいや」ってことで、
とりあえず私は仕事に打ち込むことにした。
（今思えばよく分からない思考回路
）
これは意外に上手くいったと思うんだ。
出世して、昇給もして、自信がでてきた。
「何があっても１人で生きていける」
っていう自信と
「彼氏１人くらい養ってやんよ
」
っていう自信。
私が安定を取り戻したことで、２人の中も落ち着いた。
・・・ように見えた。
この時は。
・・・つづく。
次回は「燃え尽き期」書きまーす！