半影月食とは!
地球が作る影のうち、太陽光が届く部分の影を半影といいます。半影の中に入った月は、日食でいうところの部分日食のような状態になります。月面には太陽光が届いていますので、月面は明るいままです。このため半影月食を肉眼で見ても、本影月食(いわゆる月食)のように月が欠けているようには見えません。(普通の満月のように見えます。)
このように肉眼で見づらい半影月食ですが、食分が大きい場合は、本影に近い側の月面が少し暗くなっているのに気づくことがあります。また写真撮影をすると、欠けている様子や赤っぽい色合いがほんのり写り、月食中であることが分かります。
2020年は、半影月食が三度、見られます。二度目が6月6日 また4時台に最大食半影食の2回目は6月6日です。
食分は0.59と前回よりも浅くなっています。最大食となる時刻は今回も4時台で、4時25分です。しかし、前回の1月と違って今回は夜が短い6月です。東京では日の出も同じ4時25分ですし、月没が4時33分ですから、最大食の頃に観測するのは難しいでしょう。
今回は全国的に月食中に月が沈みますから、全経過を見ることはできません。月没時刻は、札幌4時05分、東京4時33分、大阪4時53分、福岡5時17分、那覇5時45分などとなっており、西の地域ほど月没が遅くて有利です。北の地域など月没が早い地域では、最大食を見ることが出来ません。
といっても、そもそも半影食は肉眼で見るのが難しい天文現象です。
6月21日の夕方、日本全国で部分日食が起こります。アフリカからアジアにかけて一部の地域では金環食が起こりますが、日本では部分食となります。
日食とは、月が太陽の前を横切るため、月によって太陽の一部(または全部)が隠される現象です。
太陽は、大変強い光と熱を出している天体です。そのため、肉眼で直接太陽を見ると、たとえ短い時間であっても目を痛めてしまいます。太陽が欠けていても、また、地平線に近づいて光が穏やかになったように感じても、光と熱が強烈であることには変わりません。安全な方法で観察しなければ、最悪の場合は失明する危険性があります。日食グラスなど専用の観察器具を正しく使って、安全な方法で観察して下さい。
前回、日本で日食が起こったのは2019年12月26日でした。このときは中東からアジアにかけての一部地域で金環食となり、日本では部分食が起こりました。次に日本で日食が起こるのは2023年4月20日で、このときオセアニアの一部地域では金環皆既食が、日本では一部地域で部分日食が起こります。また、次に日本全国で部分食が起こるのは2030年6月1日です。このときは北海道の大部分で金環食となります。
こうして、2020年の6月には「半影月食」と「部分日食」が見られる。ましてや半影月食を一年で三度来られる年は、極めて稀な珍しいことです。
それだけに、私は宇宙から影響を危惧しています。それは、宇宙からのパワーが増すことで地球に与える影響です。私が予測するのは、世界の何処かで「大地震」が発生するのでは思っています。また、航空機などの墜落事故、コロナウイルス感染の第三拡大が世界の何処かで三度広がるなどを危惧しています。
こうした事が起こらない、起きないように私は5月中に成田山新勝寺に参拝し、平和堂で「世界平和」を祈りたいと思います。
センスプロデュース研究所、葛西行彦