五感プロデュース研究所、-A

女性ホルモンの乱れは、生理不順、痛み、身体の怠さや疲労感として現れます。ですから、若くして「更年期障害」の症状に似ているのです。

女性ホルモンには二種類あり、エストロゲンとプロゲステロンがあります。

これらの女性ホルモンを生成し、分泌させているのが人の脳「視床下部」なのです。この脳部こそ欲求を司っており、食欲、性欲などに関わっているのです。

また、自律神経にも関わっており、生命維持に欠かせない重要な脳部です。

なぜ、現代人、特に女性はホルモンが乱れるかというと、無理なダイエット、ストレス、タバコの吸い過ぎ、お酒の飲み過ぎ、加工食品、インスタント類などの食事の変化(栄養)の偏りなどが原因と考えられています。

女性の生理不順は平均して28日の月経周期から、前期14日にエストロゲンホルモン分泌されます。後期の14日にはプロゲステロンホルモンが分泌され、これらのホルモンが乱れると生理不順は勿論、痛み、身体の怠さなどに繋がるのです。

エストロゲンが分泌されたときには、女性が女性らしい色気を醸し出します。

また、プロゲステロンが分泌されると子宮壁を柔らかくし、卵巣に卵子が付着しやすくするのです。

この時に受精の準備が可能になり、性行為をしたくなるのです。

これらをコントロールしているのも、視床下部の働きです。

つまり、性欲の低下は「やる気、活力などの低下でもあるのです」。

これらは脳の低下、特に視床下部の低下が予想されるのです。

女性ホルモンの乱れは、生理不順は勿論、排卵障害も引き起こすのです。

普段から生理があるのに排卵されていない事があるのです。排卵障害は6人~7人に1人と言われ、「ニセ生理」とも言われている症状なのです。

これらは不妊症などの原因にも成りかねないのです。

また、生理不順やニセ生理は先ほどのように二種類の女性ホルモンの乱れから起こるものですが、これらを確認するのには基礎体温を測ることで確認出来ます。

正常な基礎体温は、低温期約14日間、そして高温期約14日、この低温期と高温期の体温の差が0.3度以上で、低温期が20日以上続いたり、逆に高温期が20日以上続くようなら基礎体温が乱れているのです。基礎体温が0.3度未満でしたら基礎体温異常です。

これら基礎体温や女性ホルモンを整え、正常化させるためにまずは、規則的な生活に心がけ、定期的な運動と何より、食(原料)が重要になります。加工食品やインスタント類の食べ過ぎに注意し、DHAEPA、αリノレン酸の不飽和脂肪酸を摂取することです。

DHAは魚介類に多く含まれ、EPAはナッツ類、特にクルミに多く含まれています。

また、人の嗅覚を刺激する方法は古くから知られており、ストレスの癒し効果があります。

人の嗅覚は五感のなかでも「本能的感覚」と言われ、嗅覚刺激は直接大脳辺緑系に刺激が伝わるので効果が高いのです。

私が嗅覚刺激で女性ホルモンのバランスを保つために推進しているのがアロマセラピー(アロマオイル)です。特にゼラニウム、クラリセージ、イランイランなどの匂いに効果があります。

出来る限り、アロマオイルは合成香料のものでなく、天然

香料を選ぶようにして下さい。

規則正しい生活、食事、定期的な運動などに心がけることで基礎体温や女性ホルモンが正常化します。

そしてアロマなどの嗅覚刺激は「脳を活性化させ、正常化」させるのです。

そして、女性が生殖できるようになるのです。

つまり、五感が若くして衰え、嗅覚などの衰えはこのように女性ホルモンの乱れにも繋がっているのです。

例えば、男女の出会いを私たちは「運命の赤い糸で結ばれている」と言いますが、私たちは運命的な出会いを体験することをあの人とは赤い糸で結ばれていると表現します。

これこそがHLA遺伝子(組織適合性複合体)とも言われ、好みの男性の匂い(フェロモン)を女性は体臭によって感じるのです。これらから「赤い糸遺伝子と呼ばれています」。

男女間では、このHLA遺伝子情報(配列)が男女間で似ていると免疫情報が少ないため、生まれた子供の免疫力が弱い子供が誕生する可能性が高いので、HLA遺伝子の似ていない者同士が出会い、そして性的行為に繋がることで免疫能力の高い子供が誕生するのです。

これら運命的な出会いをすると女性の方では「胸がときめいた、胸がキューンとなった」と実感するのは、女性の嗅覚に関わっているのです。胸がときめいたときこそ、その男性の体臭(フェロモン)を女性は嗅覚で感じたり、嗅覚から自律神経に左右し、胸がときめき、ドキドキしたりするのです。

嗅覚の衰えや女性ホルモンが乱れていると、これら男性の体臭(フェロモン)を感じ取れなくなるので、身体的にも精神的にも「気力も活力」も低下するのでセックスレスに陥ってしまうのです。

性能力の低下は、少子化問題にも繋がり深刻化しております。

愛した人に抱かれ、肌と肌とを触れ合い「愛情」を感じるのです。

これらは赤ちゃんを抱っこ出来ない若い母親では「愛情」が希薄になっているのです。子供を抱くことで子供は親の温もり、匂いを感じ取り、そして母親は脳内でオキシトシン物質という「愛情ホルモン」が分泌され、深い愛情を感じるのです。

男性は視覚で興奮し、女性は嗅覚で興奮し、愛し合うのです。

ここに女性のSEXと嗅覚の関わり合いがあるのです。