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【東京モーターショー】日産自動車、2人乗りEV「New Mobility CONCEPT」の同乗試乗を実施
日産自動車は2011年11月30日、「第42回東京モーターショー」(一般公開2011年12月3~11日,東京ビッグサイト)で2人乗りEV「New Mobility CONCEPT」の同乗試乗を実施した。
同車はフランスRenault社の小型EV「Twizy Z.E.」をベースに、ヘッドランプ周りのデザインなどを変更したもので、全長2.34×全幅1.19×全高1.45m。高齢者や単身者向けを想定している。誰にでも運転が容易なように車両の幅が狭く、前後に2人が乗るタンデム乗車が特徴。発表したのは2010年11月であるが、2011年9月に国土交通省の平成23年度「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」に参加するため、公道走行するための大臣認定を受けた。このため軽自動車のナンバーが付いているが、車両としては軽自動車の衝突基準をクリアしているわけではない。
同乗試乗は、西館で開催している「Smart Mobility City 2011」の会場内で実施。全長が短いため、後席に乗り込むには、まず運転者がシートを前にスライドさせる必要がある。前席と後席の下には電池があるため床が盛り上がっており、足を置く場所以外は座面の高さと床の高さが近い。また、後席を囲むような形状のボディが邪魔をして体を入れにくい。このため、乗り込むのに一苦労であった。走る時には、運転姿勢をとるため前席を再び後ろに下げる。今回は屋内で数十mの距離を10km/h前後の低速で走行したため、車両の安定性、乗り心地などは分からなかった。ただ、後席に座る際は股を開いて前席を挟み込むような姿勢をとる必要があり、大人が長時間乗るのは厳しい。1人乗り用では問題ないが2人乗りとして常用するには改善が必要だろう。
同車の最高速度は80km/hで、航続距離は100km。Renault社のTwizy Z.E.の発表資料では、モータの最大出力は15kW、最大トルクは70N・mであった。1個のモータでデファレンシャルギアを介して後輪を駆動する。また、充電時間は4時間前後とする。
以前、私は日産自動車が主催する。ゼロエミッション「未来論文」、New Mobility CONCEPTの使い方、使われ方の提案の論文募集に申し込み、私が最優秀賞を受賞した経緯があります。
災害時や救急時などの異常時、医師、看護士が乗車して、医療品を積み込み、自宅訪問治療など、ミニパトカーなど、犯罪抑止に繋がると指摘し、駐車も場所を取らないため、便利であると指摘しました。
何より、ガソリンを使用しないため、災害時での効力を発揮すると指摘し、瓦礫や医療品や緊急時に効力を発揮すると提案しました。
そして、私宛に最優秀賞の通知が届いた。数日後に3.11東北大震災が発生し、大津波から大勢の被害者が出てしまいました。
これらを鑑み、私は日産自動車に12日にメールを致しました。そして、この非常事態にこのようなコンパクトで、それも電気自動車があれば、どれだけ助かるのか、物資だけでなく、医療品なども運べるから、是非、開発して欲しいとと依頼し、同様に電気自動車、物資、食糧品などの依頼も申し出ました。
そして、13日(日)には日産自動車の社長が役員全員に声を掛けて、19日に電気自動車リーフ50台、四輪駆動車50台、毛布3000枚、物資などを東北3県に向けて支援提供致しました。
また、その後、このNew Mobility CONCEPTの開発に着手することも決定したのです。
そして、先月には一般公道の試乗試験も始まりました。
来年以降には、ヨーロッパ先行販売になりそうです。予想価格が日本円で80万円ほどであるようです。
日本での販売になると100万円以下でないと売れ行きが悪いと思われます。
現段階では、車両としては軽自動車の衝突基準をクリアしているわけではないので、安全性、衝撃テストを繰り返し、軽自動車扱いとなるため、衝突基準をクリアしなければ、公道は走れないと思います。これらをクリアし、認可されると、地域の高齢者施設や病院、警察、千葉県議会にも購入の検討をお願いしております。
これら、New Mobility CONCEPTの開発に私も関わりが持てたことに誇りに思い、これらを今後とも推進して参ります。
そして、「命のネットワークプロジェクト」災害時の、緊急システム、繋がる携帯電話、アイパットなどのインターネットで安否確認、高性能JPS機能付きトランシーバーなどをジュラルミンケースに入れて、陸路はこのNew Mobility CONCEPTで牽引して運び、空路ではヘリコプターからパラシュートで落下させても壊れないようにする。これらを実施することで、何時、何処で起きるから分からない、大震災、災害に対して、備える、準備する、確認する、救援するなどが可能になり、二次的災害や、人災などを防ぐことが可能になると考えています。そして、間違いなくこの「New Mobility CONCEPT」が一躍を担うと考えております。
今後とも、私はこれらに関わり、プロデュースをして参ります。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦、