五感プロデュース研究所、-1
世界各地では、食文化の違いから、甘い食べ物、辛い食べ物など好みに大きな違いがあります。気候、風土によっても食べる好みが違います。
ここで、甘い食べ物と、辛い食べ物を好み、食べて居る国々を紹介します!
※甘い食べ物が好きなベスト3は、
1位、バルハドス158.1g、2位、スイス153.3g 、3位トリンタート・トバコソ
147.5g 日本は120位の52.3gです。
※辛い物が好きな国、
1位、ボスニア・ヘルツェゴビナ22.1g 、2位、ペルー11.7g、 3位、ガーナ
9.4g 日本は76位で9.48gです。
世界一辛い物を食べている国は(ブータン)です。その辛さは、日本人が食べると一口で、すぐに水を飲みたくなる辛さです。
日本テレビ、世界番付より参考、
これらのデータから言えるのは、日本人の食文化、好みがはっきりしていると言えます。例えば、甘い物を好むでは日本は120位と低いものです。
これらは砂糖の消費よりも、人工甘味料の普及により、ゼロカロリー、カロリーオフなどの甘味料の甘さを好まれていることの結果でもあります。
また、辛い食べ物も76位と低いのは、刺激の強い食材や食べ物は子どもや若い人たちを中心、ワサビ、唐辛子など刺激の強い食べ物が毛嫌いされ、食べられない人たちが多い事にも関係しているようです。
人の味覚は、甘い物などには鈍感に感じるため、大量に摂取してもあまり感じないのです。これら脳や筋肉エネルギーとして必要なブドウ糖や糖質を摂取するために必要だからです。
逆に、辛い、酸っぱいなどの刺激の強い食材は小量でも敏感に感じるのは、大量に摂取すると、身体に害があるから敏感に反応して危険回避をしているのです。
特に、辛味は人の味覚で感じているのでなく、舌の触覚的感覚で感じます。ピリピリする、ヒリヒリするなどと感じるのは「痛み」痛点を刺激し、痛みとして感じるから、辛さで痛みとして感じ、自律神経に影響を与えるので、血圧上昇や心拍数の上昇から、額などに汗が出て来るのです。
特に、これら辛味を好む国々には、寒い国や熱帯の国々など新陳代謝率を維持するために、唐辛子を好んで食べる傾向があります。
世界でも最も辛い食べ物を食べているブータンでは、寒冷地で高地にあたるため、エネルギーと体温調整のために食事は大切な要素となります。中でも新陳代謝率を上げるためには、辛い物を食べて汗を流したり、体温を上げる必要もあるのです。
ただ、辛い物を食べている訳ではありません。肉類や数少ない野菜などと煮込んだ物に大量の唐辛子を入れて食べるのです。
但し、このような食べ物を日本人が食べ続けると、血圧の上昇や味覚障害などを引き起こす可能性があるのです。
特に、日本料理は世界でも人の味覚を刺激し、酸っぱい物、旨味など独特の味覚を持って居る国民でもあるのです。
特に繊細な味覚、感覚を持っているので、ミシュランガイドで三つ星レストランなどに指定されているお店が多いのは、これら繊細な味覚と感覚を持っているからです。
ところが、現在は子供たちや若者たちを中心に、食の欧米化から、日本人の体質に合わない食事をすることにより、偏食や食べず嫌いなどから「味覚障害」の子供たちが、全国で半数に及ぶ結果がテレビ局の調べで出て居ます。
これら正しい食べ方、味覚の未発達によるものです。味覚障害を引き起こすと、食べ物に対して、美味しさを求めず、お腹が満腹になればそれでよいと考えている人たちが多く、食事をして美味しいと「快感」出来ないのです。
日本食(和食)から、世界で味覚の表現として「旨味」(うま味)という、表示は、
人の味覚、甘味、辛味、塩味、酸味ですが、それに日本人が「旨味」という、味覚表現を発見し、世界共通で4味に+旨味の5味が世界共通になっています。
これらから、日本人は「味覚大国」でもあったのですが、現在は、様々な食材、何時、何処でも、好きな時に、好きな量を食べられることから、子供たちや若者たちを中心に味覚音痴が急増しているのです。これらから、私は日本の食文化「味覚貧国」と称して、警鐘を鳴らしながら、「食育」「味育」の重要性を提唱し、今後とも五感研究から、皆様に提言して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、