$五感プロデュース研究所、-2
疲れるのは、身体だけではありません。
心が疲れることによって、体の不調として出てくることがあるのです。
心が疲れる→その原因は、主にストレス。「病は気から」という言葉がありますが、まさにその通り精神的な疲れが全身の疲れを引き起こすのです。
【心の疲れによって起きる症状】 人間の脳は、職場や学校などの様々な人間関係によるストレスをはじめ、家庭内でのトラブルなど、精神的な緊張状態を、疲労として感じ取っています。心の疲労は精神面に現われると考えがちですが、精神面よりもいきなり身体の症状だけ現われる事が多いのです。こういう場合、身体の疲労にばかり目がいき、心の疲労を見逃すことにもなりかねません。また心の疲労は年齢に関係なく起こります。
学校生活や受験などでストレスを感じる子供たちが精神疲労の状態に陥り、ストレスがたまり体調を崩す事はよくある事です。子供が疲れたと言ったり、だるそうにしている時には、心の疲労を疑ってみることも必要。心の疲労の原因は、年齢に関係なくあると言う事です。
精神的疲労の症状が出ていたら、身体と心の両面からその原因を探る姿勢が大切です。たかがストレスと軽く見てはいけません。ずっとためていると大変なことに。なんの病気でもそうですが、早めに気づいて対処しないと、やがて症状が重い病気になることがあります。ストレスが原因でおこる心の疲労ストレスの傾向で3つのパターンに分けられます。チェックポイントを知って、早めに気づくことが大事です。
● 体調不良型
● 憂鬱型
● イライラ型 【体調不良型】 体調不良型は、「肩や首がこる」「頭痛がする」「食欲がない」などのように慢性的なストレスがこういった痛みなどの症状で出る疲労のタイプです。
ところが「なんか調子が悪い」という理由で病院に行っても「気のせい」と扱われてしまいやすい。だからといって気合で乗り切ろうなどと思わないこと。逆効果となり、もっと疲労してしまいます。
そして女性に比較的多いのが頭痛です。「頭痛もち」ということで、長く付き合っている人も多いので軽く考えられがちですが、よく調べてみると、気づかないストレスが原因の疲労のサインでもあるようです。ストレス以外にも、さまざまな危険な病気の前触れであったりします。今まで感じることの無かった頭痛が急に起こってきたら、きちんとその原因を突き止めるようにしましょう。
これらは精神障害というよりも「心身症」という、脳の疲れ(ストレス)が左右し、自律神経に悪影響を与え、下痢、便秘、胃潰瘍、頭痛や円形脱毛症と個人差も症状によって違ってきます。
これらは脳の作用によるものです。脳の疲れが過剰に活発化すると、例えば長時間のパソコン操作で脳が疲れているのに、それでも無理して作業を続けると脳は視覚野(後頭部)の脳部が疲れているのに、他の感覚部位、聴覚野なども同時に疲れたと感じてしまうのです。
人の脳が疲れたと感じると逆に活発的に働く脳部があります。それは「前頭葉に位置している(前頭眼窩野)」という脳部位が働き、脳の疲れをコントロールします。このコントロールが出来なくなると視床下部からドーパミン物質が脳下垂体に伝わり、脳下垂体は3つの脳部に別れており、前葉、中葉、後葉があります。中葉にドーパミン物質が伝わると脳下垂体はホルモンを分泌し、自律神経や身体の異状をきたすことに成るのです。
頭痛をきちんと治すことで、生活の質をずっと上げることができるからです。
不眠というケースもあります。 嫌なことがあったあとは寝つきにくいこともよくあります。しかし、それが何日も続くなら疲労の 危険信号。不眠が続くと、一日中頭がすっきりせず、仕事の能率が上がらない上に、ちょっとしたことにも怒りっぽくなってしまったり、イライラしたりと、全くいいことがありません。「眠れないで死んだ人はいない」なんて簡単に済ます人もいますが、不眠の悩みは実際になった人でなければわからないものです。症 状のひどい場合は迷わず専門医に相談してみてください。非常に多くの人が悩んでいるだけに、良い治療方法が確立しています。
食欲不振も心の疲労からくる症状の特徴的なものです。
コンピューターの作業が多いせいで目が疲労する。目が痛くてコンタクトレンズが使えない。いつも目薬を使っている、など、最近は目の疲労を訴える人が増えています。もちろん、目を使いすぎていることは間違いないのですが、乱れた食生活が目の疲労を助長しているということもあります。また、目の疲労は、肩こりや頭痛の原因にもなるので、軽く見ないほうが良いでしょう。このタイプの方に提案するリラックスの方法は、「身体を休めてのんびりする」ことです。 【憂鬱型】 憂鬱型は、「誰かといても孤独な気がする」「なにをしても楽しくない」「仕事や家事の能率 が下がった」「自分に自信がもてない」などのように自己否定が強いタイプです。トラブルが起きたときに、自分のせいだと思ってしまったりして自分に自信が 持てず、マイナス思考になりそれが悪循環になっていくわけです。 何となくやる気が出ない。ひとつのものごとに集中しようとしても長続きしない。仕事に行く意欲がわかない。こんな疲労の症状が現れたら、完全に危険信号。人間は気力が無くなると、いまはたいしたことがなくても、連鎖的にすべての状態が一気に悪化してゆきます。気力とは生きる力です。まだいくらかでも問題と対決する力が残っているうちの早めの対策が大切です。
例えば、最近では一晩眠っても疲れが取れない。慢性的に疲れている人達が急増している。慢性疲労症候群とは、半年以上疲れている。病院に通院している人達を意味しますが、慢性疲労に悩み苦しみ鬱状態になり酷い場合は自殺も考える人も居られます。
ここで、こられ脳の疲れを改善するのには「人の五感を刺激することが重要です」。
まず、女性の方なら嗅覚を刺激し、アロマオイルや香水などで嗅覚をし、大脳辺頭系を刺激し、女性ホルモンを整える働きがあるのです。ですから、生理不順や肌荒れなどの予防にもなります。
また、好きな音楽など心を落ち着かせ、脳が快感出来る環境を造ることも重要になります。
男性も同様に樹木などの匂いを嗅ぎ分け、青葉アルデヒド、青葉アルコールこれらの作用が「森林浴」効果である。人の嗅覚は他の感覚と違って、本能的な感覚と言われ、直接大脳の大脳辺頭系に伝わり、刺激されます。
好きな音楽でも脳がストレスを忘れ夢中になるほどの快感を得ることが大切です。皆様も、非日常的な活動に心がけ、ストレスを忘れるぐらい夢中になり、脳が癒されれば、きっと脳の疲れも改善されているはずです。
五感プロデュース研究所、主席研究員、荒木行彦