五感プロデュース研究所、-s

●室内編、1円~500円玉を用意し、それを落とし、金額を当てさせる。

 

紙コップに、お米、お塩、砂糖、小麦、片栗粉などを入れて、それを振って音を出し、中身が何であるかを当てさせる。

 

紙コップに蓋をして、お味噌、お醤油、油、ポン酢などを少量入れておき、その匂いから調味料が何であるか当てさせる。

 

紙コップに、リンゴ、オレンジ、グレープフルーツなどの100%のジュースを入れておき、最初に鼻をつまんで飲んで貰う、そうすると味の違いが分からなくなります。そして、普通に飲んで貰い、中身が何の味、ジュースか当てさせる。

 

●野外編、サウンドスケープ(音風景)

 

耳を澄まして、有りとあらゆる音を記憶し、後でノートなどに記憶した音などを思い出しながら置いて行く、

 

同時に、嗅覚、公園や森林の中で行ったら、花の色、形、匂いなどを五感で感じたことを出来るだけ記憶する。そして、観察ノートやメモに思い出しながら書き込んで行く。

 

グレードアップ編、野外で野鳥などの鳴き声を音符にして書き込んで行く、これは「絶対音感」がないと出来ないが、間違ってもよいので、ドレミファで書き込んで行く、野鳥の種類によって鳴き声の違いを感じさせる。

 

カラスの鳴き声にも30種類があるのだから、これらを聴き分ける。

 

これら音の違いを感じるのは、人の聴覚、中でも脳の「ヘルシュ回」という、脳部が音の違いを感じ取る。野鳥の鳴き声の違いなどを聴き分けるのは、この脳部を鍛錬することになります。

 

やりたいことをやれば脳は喜ぶ=人生豊かになる!

 

※人の脳は「快感」を求めている。なぜか?

 

それは人の脳の特徴、楽しい、楽だ、美しい、美味しい、快感だが好きで、逆に辛い、苦しい、不味い、不快だが嫌いなのです。

 

人の脳が快感と感じると、脳内では「ドーパミン物質」が分泌され、快感の感情が生まれます。

 

ところがこの快感物質(ドーパミン)は「脳内麻薬」と言われ、一時的にハイな気分になる。麻薬ですから気分がよくなるのですが、薬物と違い体内に残り、中毒になることは有りません。

 

但し、気分が良いからと、繰り返し、快感ばかり求めると「依存症」になります。これらが中毒症状なのです。

 

ですから、辛い体験も、苦しい体験もすることで、不快を我慢し、耐えることで「精神力が生まれるのです」。

 

そして、強い脳が培われて行くのです。これら快感との違いを認識、体験記憶することで、不快なこと、快感=喜びを実感できるようになるのです。

 

快感ばかり求める脳では、もっと快感をと、要求し、感覚異変を引き起こします。つまり、依存症が酷くなり、快感ばかり求め続け、そして何れ精神障害を引き起こすのです。

 

ですから、様々な体験から、これら「脳力開発」が重要になるのです。

 

幸福感、達成感などは快感であり、何時でも幸せでありたいと人の脳は求めます。但し、時には辛いこと、苦しいこと、悲しいことなどに遭遇します。これらの体験記憶を積み重ね、乗り越えて行くことで脳は強くなり、「忍耐力」という脳の底力があるのです。

 

これらを具体的に鍛錬することが脳力開発なのですが、では、脳の何処を鍛錬し、鍛えれば良いのでしょうか?それは、ニューロンネットワーク(脳神経細胞)の細胞を増やす、伝達をスムーズにさせることなのです。

 

人の脳細胞は、100億ほどありますが、20歳を過ぎた頃から毎日10万という数の脳細胞が死滅して行きます。ですから、高齢者になると記憶の引きだしに時間も掛かり、思い出せないことが増えて行くのはこれらの現象です。

 

そこで、この脳細胞、ニューロンを刺激し、パルス(微電流)の伝達をスムーズにさせ、死滅したニューロンネットワークを別ルートで作り出す。再生させることが可能なのです。この脳力を「可塑性」と呼びます。

 

つまり、人の脳、細胞は使わないと「錆びる」というのはこれら脳開発の趣旨でもあるのです。

 

五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、