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ダイエット清涼飲料の飲みすぎは禁物、胴囲の増加が飲まない人の6倍に
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テキサス大学サンアントニオ健康科学センターのSharon P Fowler氏
ダイエット清涼飲料を1日2本以上飲んでいる人は、胴囲の増加が飲まない人の6倍に達していることが報告された。サンアントニオ長寿高齢化研究(SALSA)により明らかになったもので、テキサス大学サンアントニオ健康科学センターのSharon P Fowler氏らが、6月24日から米サンディエゴで開催されている米国糖尿病学会(ADA2011)で発表した。
以前に私のブログでも紹介した。ゼロカロリー、カロリーオフがダイエットに効果的だ。健康に良いと飲料水を大量に飲み過ぎて、メタボリックになった実例などを紹介致しました。
実は、ゼロカロリーでも実際には、カロリーゼロではありません。中でもカロリーオフ、ゼロカロリーは、実例で100 ミリリットル当たり、17カロリーなどと表示されている飲料水があります。スポーツドリンクなどもそうであるように、ベッドボトルは500ミリリットルだから、実際には85カロリーがあるのです。例えば、これらゼロカロリーのペットボトルを2本飲むと170カロリーの摂取になるのです。ですから、誤った常識が消費者に伝わっていると私は味覚の専門家として、警鐘を鳴らしております。
これら、なぜこのような誤解が生じたかというと、日本の食品表示、飲料水の曖昧な基準、以前に日本政府に問い合わせたところ、回答は「許容範囲」というものが存在しており、100ミリリットル当たり20カロリー以下なら、ゼロカロリー、カロリーオフと表示してよいという物です。これらは世界基準からずれているし、日本国内の独特の表示なのです。
ですから、以前から何度も指摘したように、ゼロカロリーは、カロリーがゼロではなく、言葉で表現すると限りなく、ゼロという曖昧な表現です。
私は自然由来の人工甘味料について、否定はしていないが、大量の摂取や依存には警鐘を鳴らして注意を促している。
これらは、栄養素だけでなく、人の味覚の異変や甘さに関わる感覚に影響を与えるということです。
人の味覚は特にブドウ糖の甘さは、脳のエネルギーとして、身体の20%も必要とするエネルギーであり、必要栄養素の一つです。
これらは、自然の砂糖やご飯のブドウ糖などから摂取しています。ところが、ゼロカロリー飲料水はブドウ糖が摂取できないのです。
以前に、犬とアリで実験を行いました。砂糖水と人工甘味料の甘味をどちらが甘く、好むかの実験です。犬もありも躊躇無く、砂糖水に集まりました。
日本では多くの食品、飲料水に人工甘味料は使用されているのです。
このように日本政府の表示対応が世界基準からも遅れているだけでなく、私は「ズレていると指摘しているのです」。殆どの場合はメーカーや企業に任せているという現状です。
ですから、一部の企業ではあるが、表示の曖昧さ、法律の複雑さが「賞味期限、産地、材料などの誤魔化し、隠蔽」が未だにあり、摘発される会社が後を絶たないのです。
また、元来含まれていない成分を「ゼロ表示」としている食品なども多数存在します。例えば、「コレステロール0(ゼロ)」と表示してある、植物油脂には基本的にコレステロールは含まれていません。本来、コレステロールは動物性油脂に含まれているのです。そもそも植物性にはコレステロールが含まれていない訳ですから、ゼロ表示はおかしい訳です。
例えば、※栄養表示、日本では、任意、韓国→表示が必須、米国→表示なし、
オーストラリア→表示必須、カナダ→表示必須、EU→表示必須、
※食品添加物、日本→表示なし、韓国→表示必須、米国→表示必須、オーストラリア→表示必須、カナダ→表示必須、EU→表示必須、
※食品安全と表示の法体系、日本→複数の法律が存在、韓国→法律の一本化、米国→法律の一本化、オーストラリア→法律の一本化、カナダ→法律の一本化、EU→複数の法律が存在。(出所)内閣府資料。
つまり、日本ではこれら食品や飲料水の表示などの法律が複雑化し、曖昧でもあるのです。
ですから、今回のようなゼロカロリー、人工甘味料の飲料水を見直し、飲み過ぎに注意と、決して健康に良いからと「依存しないこと」が重要になります。そして、正しい知識と理解をして頂きたいと思います。
これらから、日本政府の表示対応が世界基準からも遅れているだけでなく、表示後進国、ニッポンであると私から提言致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、