$五感プロデュース研究所、-ち

※大脳新皮質、両方の大脳半球にあり、それぞれ体の反対側を支配している。前頭部にある連合野は、おもに思考や情緒に関する働きをしているが、その場所ははっきり特定されていない。しかし、言語領域であるウェルニッケ中枢とブローカ中枢は、正確な位置がわかっている。ウェルニッケ中枢は、聞いた言葉を理解する中枢で、ブローカ中枢は話すのに必要な運動を支配している。
ウェルニッケは、言語に関わる脳部です。
また、感情などは「扁桃体」の脳部が関わっています。
聴覚に関わる「聴覚野」は側頭葉にあり、音などの違いを区別する脳部は「ヘルシュ回」と呼ばれています。
頭頂葉に位置している。運動野の側には「体性感覚野」が位置しており、人の触覚に関わっております。
視覚は、視神経が交差して、右目の情報は右側の後頭葉で認識し、左目の情報は左側の後頭葉で認識されます。
嗅覚は他の感覚と違い、ダイレクトに大脳返頭系に伝わり、認識されます。
小脳は無意識運動や運動記憶に関わっており、三半規管の平衡感覚の維持と筋肉の協調運動に関わっております。
※コラムとモジュール
大脳新皮質は「コラム(皮質円柱構造)」という小さな機能的・構造的な単位があつまってできている。その直径は0.5mm、高さは2~3mm(皮質の厚さ)で、中には3万~4万個のニューロン(神経細胞)がふくまれている。そして、互いに似たコラムがあつまって、より大きな単位である「モジュール」(十数ミリから数十ミリの大きさ)をつくっている。モジュールは並列的かつ階層的なシステムをつくっており、この並列階層システムの動作によっていろいろな(並列した)心が生まれる。
大脳新皮質、大脳を2mm状の細胞が覆い、その細胞の中に円錐形の「コラム」があり、6層からなる細胞の束です。
この大脳皮質こそ、「長期記憶」に関係しているのです。
思い出や忘れられないことなど、これらの記憶の引き出すに記憶が定着するのです。
例えば、私たちが変な夢を見たり、子供の頃の思い出を夢見たりするのは、脳内で脳細胞の電気信号(パルス)が乱れ、この長期記憶の引出に、電気信号が伝わると、空を飛んだ夢などを見るのです。
また、子供の頃を思い出したり、一生忘れない記憶は、これら大脳新皮質に記憶が定着し、コラムという円錐形の脳細胞に記憶されて長期間忘れないのです。このコラムこそが、記憶の本棚のようなものなのです。その記憶の量は膨大です。
よく中高年になると、人の名前が思い出せない、ここまで出ているのにと自覚するのは、脳細胞(ニューロンネットワーク)の伝達、脳細胞の伝達がスムーズに行かず、時間が掛かり、記憶の引出に時間が掛かるので、「記憶力が低下した」と口に出しますが、これらは記憶力が低下したのでなく、記憶を思い出す、引き出すのに鈍くなったというものです。