$五感プロデュース研究所、-2
以前にも私のブログで紹介したが、この生物模倣技術が日本の経済の救世主になるかも知れないのである。
以前にこの生物模倣技術の応用は問題解決のヒントや創造性の能力のヒントになることを説明した。
新型新幹線の車両デザインの問題を野鳥の生態からヒントに改善し、理想的なデザインが生み出されたものやマジックテープの開発ヒントに植物の種が犬の毛に付いていたの発見し、機能などを解明し、発明につなげた話したなど、その歴史もあり、現在も多くのものが生み出されている。
最近では、カタツムリの殻の機能から汚れない壁紙やタイルの開発がなされている。カタツムリの殻の表面には、私たちの人の肉眼では見えにくい凹凸があり、この凹凸によって汚れを防いでいたのです。
これらを壁紙やタイル、壁などに応用し、雨水で流れて何時までも壁がきれいになるという商品も開発されている。
これらはほんの一例であり、自然界にはまだまだ隠れたヒントがある。これらを見つけ出す能力こそ、「洞察力」「観察力」が重要なのです。
また、これらの能力を養うためには、五感を鍛錬し、研ぎ澄ますことが大切なのです。
昆虫や野鳥など生き物だけでなく、時には植物の花、茎、種、成分などから新薬の発見、開発なども繋がっている。
現在でもアマゾンのジャングルでは、昆虫の新種、植物の新種も多く発見されている。
商品開発だけでなく、スポーツ競技での生物模倣技術も多く応用されている。短距離のスタートのスタイル、走り方、水泳の「ドルフェインキック」などもそうである。
例えば、鷲の視力はとても高く、人間の8倍も高い能力をもつ、これらの能力、水晶体など眼の仕組みや細胞などの研究から双眼鏡も生まれているが、私は視覚障害などの改善や装置の開発などのヒントに繋がるのではないかと考えている、
コウモリのエコローションは、医学界にすでに医療機器、超音波測定器として開発されている。
昆虫や野鳥など天敵から身を守るために、色々な戦略をとり、この戦略から途轍もない大発明が生まれている。それは「ロケット」である。
ミイデラゴミムシ(おなら虫)と言われる小さな昆虫が野鳥などの天敵に捕まるとお尻からある物質を吹き出すのである。
この物質は、水素とヘリウムを交合させ放出している。このときに少量ではあるが高熱になるなんと100度に達するのである。私たちの手にはチックとした感じは残るがやけどをすることはない。但し、野鳥たちには可成り強烈らしい。
これらの原理を解明し、現在のジェット機、宇宙ロケットの開発に繋がっているのです。私が知っている実例だけでも50は超えるが、未だにほんの僅かしか自然界の能力、パワーを使用していない、応用していないのである。
これらバイオミオテックステクノロジー(生物模倣技術)は今後、電化商品、電気自動車、工業製品、スポーツ界、私は金融業界にも応用できると考えている。金融システムなど人間が考えたモノだから、模倣も応用も無理だと思っている人は、発想力、創造性の乏しい人と言える。
新たな金融商品の開発、これらバイオミオテックステクノロジー(生物模倣技術)を取り入れ、ベンチャー企業化した会社を支援、援助するなどもそうである。
昨年の秋頃から、100年に一度の未曾有の不景気から、リストラ、減給など色々暗い話ばかりだが、今月に入り、株価も1万円台を回復し、不景気の下げ止まり感が出てきたと政府は発表しているが、例え、日本の経済が少し上向いても、物作り日本の復活が本当に本物で、世界で戦えるかはこれからである。
日本が景気がよくなり、物作りに成功した企業、躓き、起きあがることも出来ない企業と今後は「明暗」がはっきりするだろう。
私共はこれらから、多くの企業に人の五感を鍛錬し、このバイオミオテックステクノロジー(生物模倣技術)を新発想、創造性のヒントに繋がるためのノウハウ、問題解決の糸口の解明に役立てる方法など指導して参ります。
特に、私は生命科学から昆虫、野鳥などの生態調査、生き様など現在も観察し、洞察している。また、人の五感研究のヒントにも繋がるモノなので昆虫、野鳥観察は定期的に行っている。
これらの経験、知識からこのバイオミオテックステクノロジー(生物模倣技術)を推進しております。今後とも私共は日本の企業を元気づけさせ、「物作り日本の復活を祈り」ブログで紹介致します。