$五感プロデュース研究所、-と
今年の夏は3月11日の東北大震災後、大津波などの影響から福島原発事故なども発生し、電力不足が怪訝されています。
そして、この夏も猛暑が続くと電力不足が考えられます。そこで節電を日本政府は呼びかけているのです。
今年の夏は、梅雨入りも例年よりも12日以上も早く、長いと予想されます。例年では7月20日前後の梅雨明けが平均日ですが、今年は予想がしにくい年になりそうです。
梅雨が長引き、梅雨が明けた途端に猛暑が予想されます。そうすると、涼しさに体が慣れていたところに、急に暑くなると体温調節がしにくくなります。
とくに幼い子供や高齢者では「熱中症」が心配になります。
熱中症は水分補給をしたからと予防など出来るものではありません。ましてやスポーツドリンクを飲めばよいというものでもありません。
つまり、身体が暑さに耐える。体温調節、汗を発汗させ体温を下げるこれらの働きは、人の脳の「視床下部」という脳部が体温調節などを司っているのです。幼い子供や高齢者では、この脳部のコントロール機能が低下しているので、熱中症に疾患しやすいのです。
ですから、暑さに身体を慣らして行く、暑いからとすぐにエアコンばかり浴びていると、急に野外に出ると体温調節が出来なく成り、急激に汗が出て、急に止まります。幼い子供ならすぐに顔が赤くなり、汗が止まります。これらを我慢すると今度は痙攣を起こし、体温が上昇し、体温が40度以上に上昇すると脳が溶けるのです。そして、脳死状態で死亡してしまうのです。
そこで、これら今年の夏は節電が予想されるため、あまりエアコンなどを使用せず、涼をとる方法として、私が提案している「五感で涼をとる!」この話題は、イオンクレジットカード、会員様の購読、生活情報誌「モム」からの取材で、7月20日発行、8月号で紹介されます。
今回は、一部概要から説明いたします。
私が提案する「五感で涼をとる!」は、気分で涼しさを感じるだけでなく、具体的に体温を下げる方法です。人の体温が0.1~0.5度程度下がると人は涼しい感じることができるのです。
私が子供の頃はエアコンなどもなく、扇風機や団扇で涼んだものです。
縁側に池があり、その周りには藤棚やブドウ棚が日陰になり、井戸水で夏野菜や果物を冷やして食べ、暑い夏を過ごしたものです。
当時も、軒先にはガラス製や青銅製の風鈴がチンチンと音色を出して涼しげでした。また、私の母が花を飾ったり、臭いのあるお香を焚いたりして、虫除けと暑さ対策に良い香りが部屋中に香っておりました。
このように、現在でも、五感を刺激し、五感に訴えることで、体温を下げることは可能なのです。
視覚では、ブルー系のカラーを室内に取り入れたり、ブルーのTシャツなどを着ると「冷色」が涼しく感じます。
エアコンを止め、自然の風を送り込み、同時にアロマオイルなどで、ペパーミントなど香を発生させると、爽やかな香りと同時に虫除けにもなります。
決して、芳香剤など人工的な香、合成香料で誤魔化さないことです。合成香料の特徴は、香がきつい傾向にあるのと、虫除けにならないので、自然志向の物を使用して下さい。
他にも、音楽や音も大切です。聴覚刺激で涼しさを感じるのは、やはり、風鈴の音色や川のせせらぎなど涼しさをイメージする音楽や音が良いでしょう!
また、食べ物からも体を冷やすことは出来ます。よく、暑い日にそうめんや冷やし中華など、冷たい物を食べますが、これらは一時的に体温が下がりますが、すぐに汗が出て来ます。
そこで、夏野菜、トマト、ナス、キュウリなど生野菜を冷パスタなどと食べると、身体の体温が下がり、持続します。
但し、これら食事の時にビールなどのアルコールの飲料水は逆効果でもありますから、注意が必要です。飲むのでしたら、麦茶なども良いでしょう、それも氷などを入れずにやや冷えた麦茶は、ミネラル分が豊富に含まれているので、理想的です。
それから、以外と効果があるのが、最近、おでこや首の周りに貼り付ける。アイスノン的な商品を触ったり、首の周りに付けて、睡眠することも効果があります。これら創意工夫で涼しさを感じられます。
では、なぜ、人は暑いと体温が上がり「不快」に感じるのか、それは、汗が顔や体から出て、うっとうしい、汗臭いなどと不快に感じるからです。
ですから、エアコンを浴びることが快感だから、すぐにエアコンのスイッチを入れたがるのです。
ですから、不快にならないような工夫が必要なのです。風鈴の音色を聴きながら、心地良い音楽、アロマの良い香り、そして、美味しい食事をゆっくり味わって食べる。そして、汗をかいたらまめに、フェイスタオルで拭く、但し、ごしごしと強くこすらないことです。女性の方なら、良い香りの香水を纏うのもよいでしょう。出勤前なら、デオドラントをスプレーしたり、汗ふきシートなどを持参し、まめに汗を拭き取り、そして、スポーツドリンクなどで水分補給します。自宅に戻ったら、シャワーで身体を荒い流します。この時には、石鹸ではなく、ボディーシャンプーで力を入れずに荒い、そして、その後に肌の手入れとして、ボディローションを塗ると、爽快感と香りのよさで涼しくなります。これらが体温を下げるのです。人の体温調節は、視床下部という脳部位でコントロールしております。
この脳部は自律神経に左右し、交感神経は血圧上昇、心拍の上昇時に働きます。そして、体温が上がるのです。
逆に副交感神経は、血圧低下、心拍数の低下から体温が下がるのです。つまり、リラックス状態を作ることが涼しいと実感するのです。
これら「不快から快適に」気分転換し、五感で涼をとる!という本来の目的です。これらこそ、エコであり、人の感覚、身体にも免疫力も高め、心身共に健康になると言うことを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、