五感プロデュース研究所、-2
五感プロデュース研究所、-1
現在、湘南の海岸に異常事態が発生している。それは食べ物を食べている最中に、背後から襲いかかり、盗賊して行くのです。特に子供たち女性の人達が狙われやすいのです。少しでも食べ残したり、側に置いていたら、上空から来てサッと持ち帰ってしまうのです。
特に、唐揚げや焼きそばなどの肉類が好物で、この盗賊集団が「トビ」の野鳥です。上空から唐揚げや焼きそばを見つけると、背後から襲いかかり、奪い去って行くのです。
本来、トビは警戒心の強い鳥ですが、湘南に遊びに来た人たちが、ペットのように可愛がり「餌付け」したことで、トビが学習し、人を警戒しなくなったと考えられるのです。
そして、人は危険でないと学習し、理解したので人の食べて居る美味しいご馳走が簡単に盗める、このような盗賊行為になったものです。
ですから、トビは決して正面から襲ってきません。また、人に害を及ぼすことはないのですが、鋭い爪で手に持って居た唐揚げや手羽差しなどを食べて居ると狙われやすいのです。
他に、厄介な盗賊は「カラス、ハシブトガラス」です。浜辺に置いたバックの中身、ファスナーを嘴で開けて、バックの中身から、タオルや化粧品などを引っ張り、食べ物を探すのです。
お菓子やパンなどが入っていれば、それを取り出し、飛び去って行きます。
以前に、カラスの頭脳の論文を書き上げたことがありますが、日本ザルよりも学習能力に優れ、賢かったという論文が科学雑誌にも取り上げられ、話題になりました。どのようにしてカラスの頭脳の良さを調査したかと言うと、カラスの死骸から、頭蓋骨を解剖し、顕微鏡で脳細胞(ニューロン)の密度などを測定し、カラスの個体「ハシブトカラス」に協力してもらい、大学の研究グループと共同で実験を行ったものです。結果、人間の年齢でいうと、6歳~7歳児の学習能力があることが分かったのです。他に、野鳥の中でも鳴き声のコミュニケーション能力に優れ、滑り台で遊ぶなどの遊びもすることが分かっております。
トビもカラスもこれら、私たちが予想する以上に賢いということです。
ですから、今後、梅雨が明け、海のシーズンになり、湘南方面に遊びに行く人は、パラソルや日傘などで隠しながら食事をするか、建物の中で食事をすることをお勧めします。
トビもカラスも悪者ではありません。人間の勝手で、餌付けをして数を集め、そして、人に害を与えるから「悪者」(害鳥)では可哀想というものです。
トビもカラスも必死に生きています。そして、子孫繁栄のために人間以上に強く、逞しく生きに抜いているのです。
ですから、皆様には正しい、知識と理解をして頂き、用心すれば人に害を与えることは決してありません。誤った知識と意識で、人のエゴによって悪者扱いされている生き物たちは決して悪者では無いということをぜひ、ご理解を頂ければ幸いです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、