$五感プロデュース研究所、-3
私は現在、地元千葉でボランティアではあるが「食の安全委員会」のメンバー登録をしております。
食と味覚、嗅覚など、食の安全意識を高めることを指導しております。
飲食店、レストラン、ホテル、スーパーの食品売り場など、生ものを扱う、食中毒に関わる食品などの扱い方だけでなく、消費者の方々にも注意を促しております。現在のように賞味期限が表示されていると、見た目で大丈夫だと安心してしまう消費者も多いのが事実です。ですから、以前に産地偽装、賞味期限の偽造が何件か摘発された経緯もあります。
未だに、減らない産地偽装や食中毒、食品表示の曖昧な表示は勿論、法律も曖昧であると私は指摘し、警鐘を鳴らしている一人なのです。
日本独特の表示や世界基準からずれている。我が国の食品表示、曖昧な表示が多いのです。
それだけでなく、法律の曖昧さもあり、世界基準からずれているのです。
例えば、ゼロスロリー、カロリーオフなどの表現、現に100ml、7カロリーと表示され、ペットボトルが500mlだから、合計したら35カロリーが飲料水に含まれているのです。以前に厚生労働省などに問い合わせたら、許容範囲という何とも曖昧な回答でした。
私たち消費者はカロリーゼロだから、カロリーオフだから安心、ダイエットによいと思って、飲み続けているのです。
今回、発生した生肉の販売や飲食店での販売なども強制力もなければ,法律も定められていない。今回、死者が出たので、慌てて改正したほどである。
法律を定め、厳しくしても食中毒は減らないと思われる。取扱者だけでなく、私たち消費者も出来る限り、食べ物に対してもっと神経質になって欲しいと願っております。安心できなければ何も食べられないと言われますが、食べる側も、提供する側ももっと、食材、肉、魚、加工品だけでなく、海外からの輸入食材など、心配される食材は多くあります。
これらかのシーズンは、食中毒が心配になる時季です。
私共は、これら食中毒、O157などの食中毒の元の菌を見つけ出すことが出来ればと考えております。雑菌などはいちいち、一品、一品顕微鏡で検査するわけに行きません。そこで、ナノテクノロジーを駆使し、細菌など臭いをキャッチする。感知するシステム開発、研究に取り組みたいと考えております。
これらは、「嗅覚センサ」の応用で、人の癌細胞の臭いが発生すると犬の嗅覚では分かると言います。これらを応用し,嗅覚センサで、細菌を特定出来ないかと考えております。
他にも、災害時に瓦礫の下から、人を発見する。見つけ出すことも可能です。
爆発物などの発見にも役立つ物です。つまり、目に見えない物を見つけ出す、探し出すシステム、センサの開発です。
日本では、一部の企業や大学などの研究グループが開発、研究をしております。
このようにナノテクノロジーの研究は世界でもトップレベルにあるのです。
これら食の安全をセンサで確認、新鮮度を測定出来る装置は、一部味覚センサとして開発されていますが、これらは一般的では無く、業務用、食品メーカーや企業向けに開発されたものです。
これらは、食の安全よりも、食品の味覚グラフなどの作成や旨味などの測定に役立っております。
食の安全から、細菌の測定や察知するシステム、センサがあれば、私たちは安心して食事が出来るし、飲食店でも安心して提供できるようになります。
これら雑菌やウイルスを感知、探知できるシステム、センサが開発に成功すれば、様々な用途、食品の安全だけでなく、院内感染予防などに役立つ物だと確信しております。
これらを私共はプロデュースし、関係企業や大学の研究グループと共同で開発、研究が出来ればと願っております。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦