$五感プロデュース研究所、-1
太平洋上空の電離層、震災前に異常(電通大が観測)!
東日本大震災が発生する5~6日前に、太平洋上空の電離層に著しい異常があったことが、電気通信大学の早川正士特任教授らの観測で分かった。内陸の直下型地震の予測を目指して研究を進めているが、東海地震などプレート型の巨大地震にも有効とみている。
早川特任教授らは、地震が起きる1週間ほど前に、震源の上空80キロある電離層が低くなるという現象に着目する。
今回、、米西海岸ワシントン州の送信局と、東京、愛知、高知の3カ所の受信局をそれぞれ結ぶ海域の上空で、3月5日~6日に超長波電波の夜間の平均震幅が極端に短くなり、電離層が低くなる状態を観測したという。
電磁気を手掛かりに地震発生を予測する研究は1990年後半に国の研究資金で実施。欧州、インド、ブラジルでも電波を使った地震観測網をつくっている。
4月25日(月)日本経済新聞より引用、紹介。
この記事は小さく扱われていたが、私どもにはとてもビックニュースなのである。私も3/9日(水)の11:30頃に都心は震度3程度の揺れだった地震が宮城沖が震源と知り、揺れ方が通常より長く、ゆっくりと揺れ、気持ちが悪くなる揺れ方でした、そして、翌日も震度2と小さいため、誰もが11日に巨大地震が起きると分からなかったのです。私は地震の専門家ではありませんが、安全対策、美浜原発事故後の安全対策、安全確認対策の提案や資料を提供、採用された経緯などもあり、人の生命に関わりのある研究もしております。つまり、危機管理、危機回避能力を高める研究をしているのです。
これらが、地震の揺れ方、異常なゆっくりとした揺れを1週間以内に可成り大きな地震が東北地方と起きるかも知れないと、私は家族や知人に9日にメールをしたのです。結果的には予知したように的中しました。
これらから、我が家では高い場所の荷物や落下しそうな物は降ろし、家族一同さすがお父さんの「勘は鋭い」勘が鋭いのではなく、ちゃんとした科学的根拠があったのです。宮城県沖では早いサイクル(30年単位)で巨大地震が起こっている地震の巣ともいえる場所なのです。専門家達は400年以上M8が起きていない、東海沖巨大地震を警戒していたのです。
ですから、的が外れたような結果と成ったのです。但し、電離層測定という研究から予測し、見事に的中させた教授が居たのです。では、なぜ、公表できないのか?、しないのかそれは、我々研究者「だろうでは?」公表も発表も出来ないのです。つまり、100%かそれに近い「確信」がなければ公表出来ないのです。
では、偶然にこのような結果になったのかというそうではなく、立派な科学的根拠と確信があったと思います。万が一に公表して県民や市民がパニック状態になったり、予測が外れたりすると「いい加減なことを言うな、嘘つき、騙された」と非難囂々だから、研究者も自信を持って発表が出来ないのです。
私も研究者の端くれです。早川教授の痛恨の思いを強く感じます。もっと自信を持って、発表し、5日~6日の1週間後ぐらいに大きな地震が宮城沖で起こるかも知れないと警報を鳴らしていたら、結果論ではあるが悔やまれるものです。多くの命が救えたのではないかと、早川教授の気持ちを察すると私も心が痛む思いです。これらに責任感を感じて今後の研究に障害が起こらないことを祈るばかりです。
電気通信大学の早川特任教授のグループの「電離層」の研究を推進するためにも、最近、ソフトバンクの孫社長が10億円を投じて、新電力の開発、研究に取り組む、世界から100人の研究者を集めて行うと決意を発表しました。
これら新電力開発も良いと思うが、これらには、莫大資金と人材、時間も必要です。それよりも、何時何処で起きるか分からない大震災の「地震規模予測研究」の開発、研究に資金援助、支援をして欲しいと願っている。
これらは近年中に実用化され、高い確率で的中が可能になると思います。そして、大震災の予知が出来たら、今回のような大惨事は低減が出来るのではないかと考えられるのです。
これらの開発、研究は「国を挙げての支援、援助が必要です」。
有力企業、団体の皆様、電気通信大や他の研究グループが地震規模予測研究に励んでおります。これら研究機関を支援、援助して頂ける企業等は御座いませんか?,私ども研究所も「命のネットワークプロジェクト」を立ち上げから、これら地震予測研究グループなどで合同開発、研究に取り組み、研究施設、事務所などを立ち上げ、これら研究施設で、何時何処で起きるか分からない災害に対して、予知する、感知する、警報する。備える、探し出す、安否確認などの安心の確保など。今回の東北関東大震災の教訓から私たちは多くを学びました。これら教訓を生かし、災害のノウハウ、技術として応用、そして、世界にこの災害のノウハウと技術力を売り込むことで、復興の手伝い、日本経済の復活の足縢りに繋がればと願っております。
そして、これら地震規模予測研究が益々盛んなることを願うばかりです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦