五感プロデュース研究所、-2
五感プロデュース研究所、-1
人の脳は常に思い込みの世界の中で認識しているのです。時には五感の錯覚現象がそうであるように、イメージや思い込みによって,私たちは理解しているのです。
例えば、人の顔を見た時には「人の顔は出っ張っている」と思い込んでいる。だから、お面も顔だから、出っ張っていると思い込むのです。実際にテレビ番組の中で実験を行ったことがある。お面を固定し、時計回りにゆっくり回転させると、裏面に来ると時計回りに回っているはずのお面が途中から逆回転したように見えるのです。
私たちの目の前で不思議な現象が起こるのです。それは、お面は顔だから出っ張っている。実際は回転し、裏面は「引っ込んでいる」のに出っ張っていると脳が思い込み、勝手に錯覚するのです。お面の裏面になると回転が逆回転するように見えるのです。これらを「錯視」と呼んでいます。
また、お面の裏面の目のところを黒く点をつけると、斜めから右を見ても、左を見ても、目が追いかけてくるように感じます。
これも人の顔やお面の顔は出っ張っていると脳が勝手に思い込んでいるのでこのような現象が起こるのです。
人の顔=出っ張っているとイメージ、脳が認識しているのです。そして脳が勝手に思い込み、処理しているから様々な現象が起こります。この現象が「錯覚」なのです。
また、誰でも150kmのスピードボールをバットに当てる事が可能だとしたら皆さんは信じるだろうか?
多くの人は「うそだ」打てる訳がないと否定すると思われる。ましてや自分は絶対打てない。だって野球経験がないからと「無理とすぐに諦めませんか?」ところが脳の処理能力を高める鍛錬、練習をすると誰でもバットに当てることが可能になるのです。但し、ヒットにさせるのには腕力も必要となるので、高齢者では少し難しくなります。
ところが、これもテレビ番組の中で実験を行った。小学生にバットを短く持って貰って150kmのボールを打って貰ったのです。スタッフからは危ないから辞めましょうと言われたほど早かったのです。
ところが、ある方法で簡単に5人の小学生全員がバットに当てる事が出来ました。野球経験のある子供はヒットを飛ばしたのです。
150kmの野球ボールのスピードはプロ野球のピッチャーでもそんなに投げる人は少ない速さです。
では、これらプロ野球選手が投げるボールを素人が、それもスポーツもあまり得意でない人達までも打てるのかそれこそ、ヒトの脳の思い込みなのです。
150kmのスピードボールは普段では私たちは体験も出来ないし、目の前で見る機会も希薄であり、体感も出来ません。
F1のレーサーや新幹線の運転手などでないと150kmの早さは実感出来ないのです。
但し、動体視力を高めると150kmのスピードボールがゆっくの飛んでいるように見えるのです。
動体視力を高める訓練、練習を1時間程度行えば多くのヒトが150kmのスピードボールが打てます。私は実際にセンター前のヒットを打ったら、元プロ野球選手が打てませんでした。
まさしく、これらは脳の処理能力を高める、早めることで可能になるのです。
それは、動体視力を高めるため、本などのを早く読む(速読法)、眼で追う訓練をすることです。他にDVDを再生する時に60倍速などのスピードで見るのです。また、字幕スーパーを目で追い、読んで行きます。
これらの訓練を1時間程度行ってから、150kmのスピードボールがゆっくり飛んで見え、ボールがはっきり見えます。私には止まったかのようにはっきり見えました。だから、ヒットを打てたのです。
他にも、脳に強烈な刺激や集中的な思考などで、「潜在的脳力」を引き出す、発揮させることが可能です。
火事場の馬鹿力がそうであるように、いざという時に発揮させる能力です。
これも実際にテレビ番組で紹介しましたが、体重が47kgの小柄な女性が4.5トンのトラックを普通に引っ張って貰ったら、全く動きません。そこで、有る物を使って、潜在的脳力を引き出し、脳の力で再度トラックを引っ張って貰ったら何と簡単に動いたのです。
それは、マウスピースを嚙んでトラックを引っ張って貰っただけです。
これらもヒトの脳の思い込みです。通常時に4.5トンのトラックを動かすことは並大抵のことではありません。普段、私たちの身体や筋肉を守るために脳はセーブしているのです。つまり、いくら頑張っても70~80%程度の力、能力を発揮できないようにセーブしているのです。これらの脳セーブの鏨を外すのが「潜在的脳力」なのです。
これらこそ、脳力開発なのです。常に潜在的脳力発揮していると心身共に異常をきたしてしまいます。
では、いざという時にこのような能力を発揮させるためには、知識と体験が重要なのです。脳力開発のための訓練法と方法で簡単に引き出せるのです。ヒトの脳はこれら「順応性」が有るということです。この脳の順応性を活用させると言うことです。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦