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愛犬、83歳女性救う…散歩コースと逆の高台へ
2011年3月26日(土)13:57(読売新聞)
東日本巨大地震による大津波で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市で、愛犬に命を助けられた女性がいる。
津波襲来までの30分間、愛犬は興奮した様子で女性を高台にぐんぐん引っ張り、安全な避難所に導いた。
女性は、海岸から約200メートルの同市 田老川向
たろうかわむかい
に住んでいた赤沼タミさん(83)。メスのシーズー犬「バブ」と自宅の居間でくつろいでいるときに地震に襲われた。蛍光灯が消えると、バブはせわしなく走り回り、尾を強く振って鼻をクンクン鳴らしたという。
赤沼さんが「散歩の時間にはまだ早いのに」と思いながら、玄関先で首にリードをつけていると、防災無線が大津波警報の発令を知らせていた。
田老地区で900人以上の死者・行方不明者が出た1933年の昭和三陸地震を体験した赤沼さんが「避難しなきゃ」と玄関を開けると、バブも勢いよく飛び出し、いつもの散歩コースと逆の高台へ向かった。
赤沼さんの歩みが緩むと、バブは振り返って歩みを促すようなしぐさを見せ、追いつくと勢いよく前へ出た。それを繰り返すうちに、自宅から約1キロ離れた避難所への急坂を一気に上りきっていた。
振り返ると、歩いてきた道は津波にのみこまれ、自宅も濁流の中に。普段は散歩も嫌がるバブの行動に、赤沼さんは「津波を予知していたのかも」と不思議がる。
バブは今、近隣地区の集会場で赤沼さんら住民約60人と避難生活を送る。12歳の誕生日にあたる23日には、お気に入りのピンクの服を洗ってもらい、うれしそうなしぐさを見せたという。(浅見徹)

以前に私のブログでも紹介した。飼い主の体調の異変や災害前の予知を犬が知らせると説明したことがある。
動物には特殊な能力があり、人では感じられない感覚を動物たちは本能的に感じるのです。
犬が飼い主の口の周りを急に舐め始め、クンクンと甘えた声で鳴くので何か有るのではないかと病院に行ったら、糖尿病の一歩手前だった。癌の細胞が見つかったなど実際に報告されています。
また、今回のように津波が来る気配を動物たちは感じられるのです。では、どのように感じるのかと説明すると、動物たちの脳には、地場や磁気などを感じられる脳部があり、それをキャッチし飼い主に知らせます。
このような経験はないだろうか?飼い主が帰宅するときに、人では帰ってきた気配も感じないのに、犬がそわそわして、玄関に座って待っていると飼い主が帰ってきて、只今というと犬が玄関で待ち構えていて、家族の誰より一番におお帰りと顔を舐めて呉れます。
皆さんは、きっと飼い主の体臭や臭いで感じていると思っているでしょうが、そうではなく、飼い主が200mぐらい先から飼い主の磁気を感じて、飼い主と理解出来るのです。それは私たちの脳や心臓は、20W以上の電力を発しており、これらの周波数のような物を感じ取り、また、犬は嗅覚と同様に聴覚にも優れています。ですから、飼い主の足音でも気配を感じるのです。
今回のような津波や地震が来ると教えて呉れる能力は、この磁気や地場の異変を感じて、私たちに教えて呉れるのです。
但し、我々人が犬の急な行動や異変に気が付かないことが多いのです。
これら生物の持つ、能力をヒントに地震や津波の到着予想時刻などのセンサの開発には、これら生物の持つ能力をヒントに応用する考え方があります。これらを「バイオミミクリーテクノロジー」(生物摸倣技術)と呼びますが、これらの装置やセンサの開発で、何時何処で起きるか分からない、大災害の予知、感知、探知することで非難する時間の確保、備えが出来るのです。
今後とも、私共はこれら生物の特殊な能力の紹介、不思議について紹介して参ります。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、