$五感プロデュース研究所、-リーフ

自動車各社、現地支援はいつ届く?
未曾有の危機にもどかしさも、細田孝宏、加藤修平、山根小雪、北爪 匡(いずれも日経ビジネス記者)
富士重工業 東日本大震災 日産 トヨタ 自動車 支援 ホンダ
「輸出前のパトロールがどっかに置いてなかったか?」
東北・三陸沖を震源とする大震災が起こってから2日後の3月13日日曜日。横浜市の日産自動車本社では災害対策本部の会議が開かれていた。テレビには津波に根こそぎさらわれた被災地の映像が次々に映し出されている。「何とか、物資の支援もできないか」。志賀俊之・最高執行責任者(COO)が話し始めた時、冒頭の声が会議室の一角から上がった。
パトロール――。日産が海外向けに販売している大型のSUV(多目的スポーツ車)だ。砂漠や荒れた道の多い中東やアフリカで人気がある。日産の人気ミニバン「エルグランド」よりもさらに一回り大きいクルマと言えば、その大きさの想像がつく人もいるだろう。がれきが点在する被災地で、人や物資を送り届けるには「もってこい」のクルマだ。
緊急時でも役所に「陳情」
しかし、ほどなく問題も明らかになった。このパトロールは50台ほど見つけられたものの、もともとの納入先は国際連合となっていた。国連が不平を言っているということではない。クルマの装備が海外仕様になっているので、法規上はそのままでは日本の公道を走ることが認められていない。
「緊急時だから、何とかこのまま日本の公道を走れるよう許可してほしい」。震災から6日目の17日。日産の職員は国土交通省に「陳情」へ赴いた。
日産はほかにも、横浜本社に備蓄していた毛布1000枚、マスク5万枚、1リットル入りの消毒液300本を被災地に送る用意をしている。連携しているのは、経済界やNGO(非政府組織)、政府がかかわる国際的なNPO(非営利組織)法人「ジャパン・プラットフォーム」だ。この組織が各地のNGOなどと連携し、被災者へ物資を届ける橋渡し役になってくれる。
しかし、18日時点では「ガソリンの調達が難しく、輸送手段をなかなか確保できない」(ジャパン・プラットフォーム)。物資は用意したのに、届ける手段がないというのは、もどかしい限りだ。
グローバルな物流網を持つ自動車メーカーですら、被災地に直接、物資を届ける手段となると、ノウハウがない。
私は、日産自動車のゼロミッション、未来論文の募集で最優秀賞を受賞致しました関係もあり、11日(金)の東北関東大震災の直後の12日(土)に、コンパクト電気カーが、こんな時に有れば医療関係者、救助隊員などの移動に役立つ、瓦礫で道が狭くなっているから普通車では通れない、ましてやガソリン車だと炎に引火したり、ガス欠やガソリンスタンドなどが崩壊すると給油が出来なくなる可能性があると指摘し、EVリーフ、電気自動車が移動手段として役立つと指摘し、メールを致しまた。
そして、緊急の役員会議が開かれ、17日(木)にメールが届き、荒木様、このたびは大変貴重なご意見を頂きまして有り難うございました。ご提案頂きました論文、そして先日頂きましたご意見につきましては、参考にさせて頂き、実用化に向け、今後一層の努力をしていく所存で御座います。
この度の東北関東大震災において、被災地域では甚大な被害がもたらされ、その被害の甚大さを鑑み、我々自動車メーカーとしても出来うる救援支援活動を行っていくことを検討している状況で御座いますとの回答がありました。
そして、19日(土)に災害地にEVリーフを50台提供されたものです。
他にも日産自動車は国連のパトロールカーに使用されている車両を50台集め、提供しようとしたのですが、クルマの装備が海外仕様になっているので、法規上はそのままでは日本の公道を走ることが認められていない。
こんな状態時に、緊急を要するのに、物資が災害地に届いていない。ましてや病院でも薬品の不足などの事態に、国土運輸省が今更、認められないとは折角の善意が勿体ないのです。他にも日産自動車は横浜本社に備蓄していた毛布1000枚、マスク5万枚、1リットル入りの消毒液300本を被災地に送る用意をしている。
これらが結局は届かなかったのである。
今回の東北関東大震災では,私たちに教訓という今までにない経験と教訓を学びました。これらを鑑み、私共は、私共の研究所の社長をリーダーに、我が社がプロデュース、監修として「命のネットワークプロジェクト」、繋がる携帯電話、安否確認のための携帯電話、インターネットなどのIT化促進、避難所間を無線やインターネットで結ぶシステム、開発、津波警報を知らせる携帯電話、巨大地震に対して、反応する地震警報など、他にもコンパクト電気カーの開発、研究などこれらに関わる企業、関係者の理解、協力、連携によってこの命のネットワークプロジェクトを組織化し、何時、何処で起きるか分からない災害に対して、備える、感知する、察知する、知らせる、連絡する、運ぶなどの課題に、今後、これらシステム、装置、センサの開発、研究に励んで参ります。
そして、これらシステムが機動することで、大災害での被害、死者も低減出来るのではないかと思っております。
私共は、これらに取り組むことで社会に貢献し、皆様の不安を少しでも低減できたら幸いです。
最後に、私の意見に対して、誠意をもって検討して頂き、そして、EVリース車を災害地に50台を提供して下さった日産自動車には感謝とお礼を申し上げます。そして、私も日産自動車のユーザーです。私は日産自動車のユーザーであることに「誇りに思います」。本当に有り難うございました。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、