$五感プロデュース研究所、-cp
東北関東大震災から一週間以上過ぎて、避難所で生活をしている人達の健康状態が気になるところです。
高齢者や幼い子供など健康状態、疲れもピークに達しており、また、精神的なダメージも大きく、心のケアが必要となります。すでに多くの高齢者が避難所に避難してから死亡しているのです。
阪神淡路大震災でも同様に避難所で、疲れ果て折角助かった命なのに、車の中で生活していたとか、避難所でも死亡した人達が増加したケースがありました。これらから、日本政府は心のケア、心理カウンセラーや心理学者などの協力を得て、相談所なども設置するなど、今回の東北関東大震災は、日本でもあまり経験のないことです。東北の太平洋岸を対象に数十万人以上の健康状態や心のケアをするのは、日本の現状を考えると専門医、専門家の不足が考えられます。それだけ未曾有の災害なのです。
ですから、海外派遣、救助隊だけでなく、心理カウンセラー、専門医などの日本政府は支援援助を申し出て欲しいと願っている。
言葉の違いがあっても、通訳を通じて、悩みを聞いて貰えるだけでも避難所生活をしている人達のケアになるのです。
淡路大震災でも、避難所生活に疲れ果て、中には車の中で寝泊まりする人が多かったのです。
避難生活が長引くと、高齢者を中心に体調が悪化した人、特に「エコノミー症候群」という、血液の流れが悪くなるのです。同じ姿勢、水分不足、血液がドロドロになる状態から「血栓」になり、これらの症状がでます。
また、脳卒中なども発生さやすいのです。
ですから、私共はいち早い「仮設住宅」の設置、避難住民の健康管理に全力で日本政府は取り組んで欲しいと願っている。
そうでなければ、折角助かった命が、これら避難所で健康状態が悪化し、亡くなる人は阪神淡路大震災で我々は学んだはずです。
再びの不幸を繰り返さない、教訓として学んだはずです。日本政府の支援、被災地の復興のためにも、全力で取り組んで欲しいと強く願っている。
私共は、私共が出来ることから手伝い、励まし、私も東北の生まれです。
私の実家も停電し、日本海側では無かったので幸いに被害は少なかったですが、精神的に経験のしたことのない、精神的なショックを体験しました。
これらから子供たち、高齢者、女性の方々がパニック障害、少しの物音で目が覚め、眠れない、恐怖でトラウマになり、精神的にうつ病など、数十万人にも及ぶと私は考えています。関東でも同様に体験したことのない揺れを体験した人は多いのです。
胸がドキドキし、恐怖と不安で押しつぶされそうになった人も多いのです。
それだけではありません。私たちの生活にも影響は大きいです。
スーパーやコンビニの棚には食料品が無い、ガソリンスタンドには長蛇の車の列です。それは、産地から魚、野菜などがトラックでの輸送も届かず、買いだめをする人が多いからでもあります。特に、福島、宮城、岩手県の太平洋岸は、水産業が盛んで、これらは年内の漁業の再開が出来ないかも知れません。つまり、生活物資が不足する。
半年ぐらいはこれら不自由な生活を私たち覚悟しなければ成らないということです。皆様も覚悟をして頂き、協力をして頂きたいのです。
まずは、未だに生存の確認が出来ていない人達もおられます。災害地の復興に日本政府は国を挙げて取り組み、阪神淡路大震災で、神戸が復興したように、県民、国民が協力し合い、力を出し合い、一刻も早い復興を目指して欲しいと願うばかりです。
私共の出来ることは限られていますが、声を上げながら災害地の皆様を励まし続け、孤立することなく、助け合い、生かされた命を大切に今後の人生を歩んで欲しいと願っています。
最後に私が災害地でテレビを拝見しながらある女性、お母さんが「生きてさえ居ればそれでよい!!」と言った言葉は一生忘れません。
そうなんです。家や財産を無くした人は沢山居られます。それも生きていれば復興も再開も可能です。人は弱いようでも強いのです。
ですから、決して諦めず、歯を食いしばり、復興のために頑張って下さい。
私共は災害に遭われた方々に励まし続け、応援して参ります。
今後、私は企業や日本政府にも、災害に繋がる携帯電話、津波をもっと早く予測するシステムや地震をもっと早く、正確に予知するシステム、センサが開発出来ないか、研究できないか提案して参ります。また、災害時に大手自動車会社が一人乗り用の電気自動車を開発しています。これらの車両を利用し、医師、救命士などがいち早く救助に駆けつける乗り物、IT関連からは安否情報や緊急時の連絡方法を取れるシステムなどの開発も必要と考えています。
これら「命のネットワークプロジェクト」と名付け、取り組んで参ります。
世界最大級、国内観測史上最大の地震で私たちは教訓から学び、体験しました。
これらの体験をぜひ、何時何処でまた、起きるか分からない大震災のために備えておく必要があるということを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、研究員、荒木行彦、