五感教育研究所-t


貧困層の健康を改善するタタの超低価格浄水器、山田浩司(国際協力機構インド事務所次長)。
2009年12月の福岡モーターショーでタタグループの超低価格車「ナノ」が日本で初披露されたすが、これに先つ12月7日、ラタン・タタ会長は新型浄水器「スワチ」をインドで発表した。
この浄水器は、コメの籾殻の灰を原材料とするもので、本体価格749ルピー(1ルピーは約2.1円)、付属浄水バブルを含めて999ルピーという超低価格。しかも電気不要のすぐれものだ。
政府が最貧困層向けで小神成っている全国農村雇用保証制度の保障最低賃金は1日100~120ルピー、100日働くことで1万ルピー以上の年収になる。「スわワチ」の価格設定は最貧困層でも充分購入可能な水準だ。インドの総世帯数は約2億。
このうち浄水器を付けずに直接蛇口のまずを飲んでいるのは1億9500万世帯にものぼる。浄水バブルは脳層でもよく見かける素焼きの水瓶に入れて使うことができる。
最貧困層をターゲットにしたビジネスは安全な見ずを利用できないことにお越因し、毎日1600人以上が下痢で命を落としている。乳幼児が命を落とす確率が下がれば、母親の出産分娩回数も少なくなり、母子ともに時用部になれる。人口増加圧力も軽減されるだろう。
インドでは、長年、安全な水の確保のために、上下水道整備や共同井戸の設置といった取り組みなど、政府やngoによって様々な取り組みがされてきた。共同井戸のような公共物は住民参加でルールを決めて維持管理や利用料徴収等を行っていくのも場所によって難しい。
一家に1台「スワチ」が普及すれば、安全な飲料水の確保のために取り組まれてきた官民の努力を根底から覆す改革的な八名になるかもしれない。タタの社会貢献への高い意識を改めて教えられた。エコノミスト 1/12特大号から引用。私が何度かインドの医療、IT技術などをブログで紹介したきた、今回はインドの貧困層の改革する優れもの、超低価格の浄水器、私は実際に現物は見ていないが、日本円で約2097円、つまり2100円は日本では超が幾つも並ぶ低価格である。日本に輸出の予定はなさそうだが、私は是非、日本にも導入すべきだ
と考えている。アウトドアや災害時などで効力を発揮できるからである。
何よりも原材料が籾殻の灰、籾殻の灰は実は黒いのだが、私の田舎(青森県)ではこの籾殻の焼きが問題になっている。あちらこちらで燃やすので煙いのである。
これらを集め、一ヵ所で燃やせばエコだけでなく、インドに輸出してこのタタの浄水器に使用して貰えたら良いのである。原材料が手に入ればコストも下がり、日本でも籾殻を廃棄するか、畑に蒔くなどで処分していたのだから、手間暇ばかりかかるのが幾らかでも金になれば良いのである。
これらはエコであり、環境だけでなく、インドの人たちの健康にも直結する問題でもあるのです。
このように私共は日本の大手商社、日本の農家の支援のために取り組んで参ります。