昨年の2月にBSフジテレビ「ファイブセンス」という、1時間特番に私が講師役して出演致しましたが、視力のコーナーで視力の達人として紹介されたのが「呉真由美」先生である。何度かテレビでも紹介されている速読法の先生である。皆さんもご存じのように速読法はただ本を早く読むだけのものではないのである。
速読法の目的は、脳の活性化と自己の潜在的を引き出すことにあるのです。例えば、呉先生の教室に通っている小学生が野球などやっとこともない生徒さんが何と150kmのスピードのボールを打てるのです。
私も速読法を1時間ほど練習してから150kmのスピードボールに挑戦したが、野球のボールがゆっくり飛んでくる感じ、丁度110km以下のスピードで感じるのである。これらは「動体視力」が高まったのだが、ただ目が慣れたとかそういう問題ではない。
人の脳の潜在的能力、誰しも持っている能力を速読法の訓練によって引き出すことが可能になるのです。他に集中力、観察力、洞察力などが養えると思われる。つまり簡単な脳トレでもあるのです。
元旦に私がフジテレビを拝見していたら、呉先生の生徒がやはりバッティングセンターで150kmのスピードボールを簡単に打ち返していた。その番組から誰でもできる速読法の訓練方法を紹介しよう。
まず、両手人差し指を一本顔の前50cm程度の距離において、左右の目で動かして見る。このときには首は動かさない。次に両手人差し指を今度は上下において、やはり左右の目で素早くそれを見て動かす。同様に今度は、斜め、左右、前と後ろというように繰り返し行う。10分程度行ったら、次に好きな本でよいから用意し、一字一字読んで行くのでなく、素早く目で読んで行く感じて出きれば一冊を最初は5分~6分かけて目で追って行く、最後にパラパラと素早くめくってそれを目で追って行く、これらを出きれば1時間~2時間行う。そうすればあなたも驚くなかれ、プロ野球のピッチャーが投げる150kmのスピードボールが打てるのである。きっと周りにいた人たちの注目を浴びるはずである。
私は以前から知り合いのプロスポーツ選手など、特に球技の種目の選手たちに動体視力を向上させるために速読法や動体視力鍛錬ソフトを使用し、訓練させている。ある選手はこれらを鍛錬したら成績が上がったとか、よい結果が出たという報告を受けました。但し、スポーツの種類によっては効果がない場合もあります。例えばボクシングなどは動体視力より「反射運動」という反射神経を鍛錬しなければならないからです。
私はこれら速読法に指先を使う、五感を総動員して脳を鍛える方法などを指導しているが、教室や個人指導は残念ながら専門外などで今後も指導する機会はないと思われるが、研究課題の一つとして動体視力を鍛錬したり、早く音を聞いたり、いつもより見慣れない、聞き慣れない体験をすることは脳の鍛錬にもよいということである。このように人の脳は未知な部分が多く、脳科学者といえども未だにその能力の限界や程度などは分かっていないのである。
だから、私は脳を鍛錬するのにはまず、「好奇心を持ち、自分にはできないとすぐに諦めない、どうせ無理と投げやりにならないこと」これらをクリアーすればあなたの眠っている脳力が目覚め、引き出され、自分で驚くほどの能力を発揮するのが「潜在的能力」なのです。
目覚めさせよう自分の潜在的能力、眠っているよあたなの隠れた能力、才能、まだまだ発揮できるよあなたの脳力」これら私から新年の励ましの言葉です。
速読法に興味のある方は、呉先生の講座に参加されることを推薦致します。
呉先生のブログアドレスはhttp://kure.brain-training.net/ もご覧ください。
今後も呉先生には、テレビでの競演や今後の研究などに協力をしてもらう予定です。
脳トレという言葉も流行語になったが、今年は「脳鍛」「五鍛」という言葉を私から提言させて貰います。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦、